思い出「俺の餅味2」

記事
小説

【お餅ちょうだい】





5歳の時
町内会でお餅つき大会があった。

俺は
このお餅つき大会で足を滑らせ
臼に顔面から突っ込んでしまった。
_| ̄|● ズボ!

その時
お餅に顔が埋まり
そのお餅を食べられなくしてしまった。

そして責任取って作り直しさせられ
無事作り終わる事が出来た。

その後俺は
まだ体にお餅があちこちに付いた。

その状態で
テントの下の調理場に向かい
作ったお餅をもらいに行った。
オモチ(○´∀゚)ッチョウダイ♪

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【残り餅】





そしたら
調理場のおばちゃんに
「ちょっとまって!」と言われ
止められてしまった。

そのおばちゃんは
「まだ付いてるお餅を
全部取ってあげるね(*'▽')」

そう言って調理場から出てきて
タオルに油を付け取り始めてくれた。

タオルに油を付けて取り始めると
軽々どんどん餅が取れていく。

水でも取り難かったのに
凄く画期的な取り方で
感心してしまった。
∑(゚Д゚)スッ、スゲー!!

そして細かいお餅を全部取り終わり
本来の目的である餅をもらって
食べる事が出来た。

その餅つき大会で作ったお餅は
暖かくて柔らかくて凄く美味しく
大満足だった!

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【事件発覚】





父親も一緒にお餅を食べ始め
公園の端っこに座って
母親と弟が来るのを待つことにした。

しばらくすると
母親と弟が自転車に乗ってやってきた。

しかし我々に気が付いていないようで
調理場に行きお餅をもらい始めた。
(*-ω-)(*_ _)クダチャイ!!!


俺は
母親に気が付いたので
調理場に向かい呼びに行く事にした。

調理場まで結構距離があり
俺がテクテク歩いている間に
母親が調理場のおばちゃんと
何か話をしていた。

そして
俺が調理場に到着して声を掛けたら
母親が俺の事をギロと睨んでくる。
(●ˋᐞˊ●)ギロ


そしたら母親が
「またやらかしたね!」と言い
凄くご立腹だった。

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【手のひら返し】





どうやら調理場のおばちゃんは
俺のズッコケ事件の事を
全部母親に話したようだ。

でも調理場のおばちゃんが
「ちゃんと責任取ったから
凄くおりこうさんだよ(*'▽')」
そう言って母親をなだめてくれた。

そして俺と母親は
父親と合流してお餅のお代わりをもらい
モシャモシャ食べる事に夢中になった。

俺がお餅を食べまくっていたら
調理場のおばちゃんが
我々の座っている所に袋を持ってきた。

その袋を我々に渡して
「ゆ~君と父親が2人でついたお餅
余っちゃうから持って帰って(^ー^* )♪」
そう言って渡してくれた!

そしたら母親が大喜びして
「ゆたか!でかしたじゃない!(´∀`*)」
そう言って手のひらを返したように
褒めてくれた。

そして母親は
嬉しそうに調理場のおばちゃんに
お礼を言っていた。

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【また餅つき】





このとき俺は
「母親って貰える物なら何でも貰うんだな~」
その生き様に感心してしっまった。

そして
俺が大恥かいた事件が
勇者の大勝利記念日に変わる。
ヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪

その後我々は
家に戻り10人分のお餅を
ウハウハ気分で毎食の食事で食べた。

しかし弟は
まだ1歳半だったので
きなこしか舐めさせて貰えなかった。

そして翌日
幼稚園に行ったら
先生が「今日お餅つきをしましょう!」
そう言ってきた。

俺は
「また餅つきかぁ~(´・д・`)」と
何だかうんざりしてしまった。

しかしやると言うのだから
先生のいう事に従うしかない。

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【衝撃の事実】





先生が餅つきの準備をしている間
園児達は
教室で遊んで待っていた。

そして準備が出来
先生に呼ばれて全員校庭に向かった。

そこには
臼と杵が5セット置いてある。

でも明らかに大人用の杵と臼だった。
このとき俺は
「え?何で大人用が準備してあるの?( ゚Д゚)」
そうビックリしてしまった!

他の子達もなんかざわついてて
近くの子から
「俺たちあれで餅つくのかよ(*゚д゚*)」
そういう声が聞こえる。

それもそのはず
昨日の餅つき大会にみんな参加していて
杵と臼が大人用か子供用か知っていた。

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【ギブアップ】





そして我々は
クラスごとに臼と杵の前に並び
「1人1分間ついて行きます~」と
先生に説明を受けた。

どうやら昨日の餅つき大会と
同じやり方の様だ。

そしてみんな1列に並び
1人ずつ餅をついて行く。
(`Д´)/< 整列!!!!  λλλλλλ.....


待っている間は
みんな座って無駄話をしていた。

しかし何だか
1人当たりの餅をつく時間が
想像していた以上に終わるのが早い。

不思議に思い俺は
しばらく餅つきしてる子達を見ていた。

そしたら
みんな杵が重くて1分もつけずに
ギブアップしていた。
(´;ω;`)モウダメ

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【短い餅つき時間】





みんなのお餅をつく時間が短いから
あっという間に俺の番が回ってきた。

俺は
昨日父親に教わった杵の根元を持ち
あまり力を使わず突ける方法で
ペッタンペッタン突き始める。

そして
餅つき時間の1分が
あっという間に来てしまった。

俺は
まだまだつける余力があり
何だか全然物足りない。

でも時間だから仕方なく
次の子に変わってあげた。

そしたら次の子も
杵が重たくて30秒位しか餅をつけない。

そして
あっという間に全員突き終わってしまう。

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【1人で餅つき】





そしたら先生が
「まだお餅が出来上がってないから
つきたい子いたら来て~!(*'▽')」と
我々に叫んだ。

しかしみんな疲れていて
誰も行かなかった。

でも俺は
何だかつき足りないから
俺1人だけお餅をつきに向かった。

そして杵を持ち俺は
またのんびりとペタペタつき始めた。

それから10分位つくと
お餅がやっと完成した!

このとき俺は
もう杵の重さになれて
まだだまだお餅をつけた。
フンガフンガ(*`д´*)フンガフンガ

しかも何か
アドレナリンが出ているみたいに
やる気が増してきていた。

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【つきたて餅を食す時!】





そして俺は
まだつきたい事を先生に言うと
別の臼に入っている
つき途中のお餅をつかせてくれた。

そしてまた
マイペースに10分位かけて
ペタペタお餅をついて完成させた。

そしたら先生が
「ゆーくん凄いね~!(*'▽')」と
ほめてくれた!

でも
もう時間が無くなってしまい
残りのお餅は
先生達が作る事になった。

その間俺は
みんなと砂場で遊んで待つ事にした。

そしてお餅が全部つき終わり
先生達がお餅を分けてくれるので
みんな臼の側に並ぶよう呼ばれた。

俺は
お餅を食べられる事に待ちくたびれて
この瞬間が凄く嬉しかった!

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【俺の餅味】





そしてお餅が配られていき
そのお餅がなんと!
あんこ餅でわないか!

俺は
このあんこ餅が甘くて美味しくて
凄く感動してしまった!

俺は
そのお餅をムシャムシャ食べていたら
先生が俺の所に来て一緒に食べ始める。

そしたら先生が
「杵を短く持って軽くできるなんて
これってまさにゆ~君の持ち味よね(^^♪」
そう言って褒めてくれた。

更に
「お餅だけに餅味ね♪(。-艸・。)」と
先生が言っていたが俺は
あんこ餅を食べるのに夢中で笑えなかった。

そしたら先生が
何か肩を落として
臼の所に戻って行ってしまった。

俺は
「何か悪いことしたかな(。´・ω・)?」
そう感じたが
あんこ餅が美味しくて食べるのに夢中だった。

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