「こんな小さなことで相談してもいいのでしょうか?」

「こんな小さなことで相談してもいいのでしょうか?」

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相談を受けていると、この言葉を本当によく耳にします。
でも私は、"小さな悩み"だと思ったことは一度もありません。
子どものことは、お父さん、お母さん、そして先生にとって、何よりも大切な存在です。

だからこそ、
「子どもが言うことを聞いてくれない」
「遊びをやめられない」
「何度言っても切り替えられない」
「お友達を叩いてしまう」
そんな毎日の出来事が、とても大きな悩みになります。

育児や保育の現場ではよくある姿ですが、実際に目の前で起こると、どう対応すればよいのか分からなくなったり、自分を責めてしまったりすることもあります。

でも、そのような時、私はまずお伝えしたいことがあります。
それは、お母さんのせいでも、先生のせいでも、お子さんのせいでもないということです。

誰かが悪いから起きているのではありません。

子どもの発達や気持ちの動き、周囲の環境など、さまざまな要因が重なって起きていることがほとんどです。

だからこそ、必要なのは「誰が悪いか」を考えることではなく、
「どんなアイディアならうまくいくかな」と考えることだと思っています。

例えば、こんなご相談があります。
「給食(ごはん)の時間だよ」
「お片付けの時間だよ」
と声をかけても、なかなか遊びをやめられないお子さん。

このような場面では、私は 「終わりを伝えるよりも、始まりを見せる」 という考え方をご紹介しています。

「給食だよ」「お片付けだよ」という言葉は、大人は次の予定を伝えているつもりでも、子どもにとっては「楽しい遊びの終わり」を知らせる言葉です。
すると、「まだ遊びたい」という気持ちが強くなり、切り替えが難しくなることがあります。

そこで、
「長い針が6になったらお片付けね。」
ではなく、
「長い針が6になったら紙芝居が始まるよ。」
「長い針が6になったら、おやつの時間だよ。」
「長い針が6になったら、ラムネタイムにしようね。」
というように、次に始まる楽しみを伝えてみます。

すると、子どもの頭の中には「終わること」ではなく、「次の楽しみ」がイメージされます。

その結果、自分から遊びを終え、次の活動へ向かいやすくなることがあります。

もちろん、この方法がすべてのお子さんに当てはまるわけではありません。
子どもは一人ひとり違います。

だからこそ、その子に合った方法を一緒に考えていくことが大切です。
小さな成功体験を積み重ねることで、「切り替えられた」「できた」という自信が少しずつ育っていきます。

私は、このような育児や保育の"ちょっとした工夫"や"明日から試してみたくなるアイディア"をお伝えすることを大切にしています。

毎年1,000件以上の育児相談、保育士相談、発達相談、保育コンサルティングに携わり、多くのご家庭や先生方と一緒に考えてきました。

一人で悩み続けるよりも、誰かと一緒に整理すると、見えてくることがあります。

「こんなこと相談してもいいのかな」
そう思うことこそ、ぜひお話しください。

あなたやお子さん、そして先生方に合った方法を、一緒に見つけていけたら嬉しく思います。

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