こころの 「あんしんボックス」 お持ちですか?

こころの 「あんしんボックス」 お持ちですか?

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ライフスタイル
~イライラや不安と上手につき合うために~

育児でも仕事でも、毎日を過ごしていると、イライラしたり、疲れたり、不安になったりすることがあります。

「もっと穏やかに過ごしたい」
「感情を上手にコントロールしたい」
そう思っていても、忙しさが重なると、気持ちに余裕がなくなってしまうこともありますよね。

そんなときにおすすめしたいのが、
こころの「あんしんボックス」です。

あんしんボックスとは?

あんしんボックスとは、自分の心を穏やかにしてくれるものや、ほっとできることを集めた、自分だけの心のお守りのようなものです。

実際の箱を用意してもよいですし、ノートやスマートフォンのメモに書いておくだけでもかまいません。

大切なのは、
「私は、何をすると心が穏やかになるだろう?」
「どんなときに安心できるだろう?」
と、自分に合った方法をあらかじめ見つけておくことです。

結構使える!五感に働きかけるアイテム

あんしんボックスには、五感に働きかけるものを入れると、日常の中で使いやすくなります。
例えば、次のようなものです。

【味わうもの】 (味覚)
• 好きなコーヒーや紅茶
• 少し特別なチョコレート
• ほっとできるお菓子
• 
【香りを楽しむもの】 (臭覚)
• アロマオイル
• 好きな香りのハンドクリーム
• コーヒーやお茶の香り

【触れて心地よいもの】 (触覚)
• 肌触りのよいタオル
• やわらかいクッション
• お気に入りのブランケット

【見るもの】 (視覚)
• 好きな風景の写真
• 花や観葉植物
• 心が落ち着く色や絵

【聞くもの】(聴覚)
• 好きな音楽
• 雨や波などの自然音
• 心がほっとする人の声

五感を使うもののほかに、
自分の興味や関心を楽しめることも、あんしんボックスに入ります。

・本を読む
・世界遺産について調べる
・鉄道を眺める
・料理をする
・散歩をするなど、

その内容は人によって違います。

「これをしていると、少し気持ちがゆるむ」
そう思えるものなら、どんな小さなことでもよいのです。

安心ボックス.png


忙しくなる前に「あんしん」を増やしておく

仕事が忙しくなるときや、育児の予定が重なるとき、私たちはつい、
「もっと頑張らなくては」
「しっかりしなくては」
と、自分の“頑張り度”を上げようとします。

けれど、頑張る必要があるときほど、
頑張りを増やすだけではなく、あんしんボックスの中身を増やしておくことも大切です。

私は、忙しくなる前に少し特別なチョコレートを買っておいたり、新しいコーヒー豆を用意したりします。

「忙しい日も、これがあるから大丈夫」

そう思えるものを準備しておくことで、自分の中の安心を少し増やしておくのです。



感情を5段階で見てみよう

心のバロメーター.png


自分の感情を、1から5までの段階で考えてみます。

「1」は、心が落ち着いている状態。
「5」は、イライラや不安があふれ、気持ちを自分で整えることが難しくなっている状態です。

大切なのは、「5」になるまで我慢することではありません。

おすすめは、「3」くらいの段階で、あんしんボックスを使うことです。
「3」は、まだ大きく感情があふれてはいないけれど、少しそわそわしたり、余裕がなくなったりしている状態です。

「3のときの自分」を知っておく
あなたは、気持ちが「3」くらいになると、どのような変化が現れるでしょうか。

例えば、
• 周りの人の声や音が気になり始める
• 一人になりたくなる
• いつもより言葉が強くなる
• 思わず舌打ちをしてしまう
• 子どもの小さな行動にもイライラする
• 呼吸が浅くなったり、体に力が入ったりする

など、そのサインは人によってさまざまです。

「今、私は3くらいかもしれない」

そう気づくことができると、感情が5になる前に、あんしんボックスを使いやすくなります。

温かい飲み物を飲む、好きな香りを嗅ぐ、少し一人になる、音楽を聴くなど、自分に合った方法を早めに取り入れることで、気持ちを1の方向へ戻しやすくなります。

感情が上がりやすい場面を知る

自分が、どのような時間や場面で「3」になりやすいのかを知っておくことも大切です。

例えば、
• 朝の忙しい時間
• 子どものテスト期間
• 夕食を準備している時間
• 仕事の締め切りが重なる時期
• 睡眠不足が続いているとき
• 家族の予定が重なっているとき
などです。

自分の感情のバロメーターが上がりやすい場面が分かると、先手を打つことができます。
「夕食を作る前にコーヒーを飲もう」
「忙しい朝は、できるだけ前日に準備しておこう」
「予定が重なる週は、一人で過ごす時間を少し確保しよう」

このように、あんしんアイテムを先に使ったり、負担を減らす方法を考えたりできます。

感情を整える3つの流れ 
感情を整えるときは、次の3つの流れを意識してみましょう。

① 気づく 
「今、私はそわそわしている」
「少しイライラが強くなってきた」
まずは、自分の状態に気づきます。
感情を否定したり、無理に抑え込んだりする必要はありません。
「今は3くらいだな」と、少し離れたところから自分の状態を眺めてみます。

② リラクゼーション
あんしんボックスの中から、そのときに使えそうなものを選びます。
温かい飲み物を飲む、好きな香りを楽しむ、深呼吸をする、少し静かな場所に移動するなど、自分の心と体がゆるむ方法を使います。

③ リセット
少し安心を取り戻したら、次にできることを考えます。
すぐに完璧な状態へ戻ろうとしなくても大丈夫です。
「まずは、これだけやってみよう」
と、小さな一歩から始めます。

自分を安心させることも、大切な準備です

感情のコントロールというと、「怒らないように我慢すること」と考えられがちです。
けれど、本当に大切なのは、感情があふれる前の小さな変化に気づき、自分に必要な安心を届けることです。
自分を安心させることは、甘えでも、頑張っていないことでもありません。
育児や仕事を続けていくために必要な、大切な準備です。
あなたの「あんしんボックス」には、何が入りそうでしょうか。
まずは、心が少し穏やかになるものを5つ、書き出してみてください。

すぐに使える場所に置いて、疲れたときや、イライラが大きくなる前に、そっと取り出してみてくださいね。

私は不安を持ちやすいタイプなので、安心がとても大切。
あんしんボックスに、チョコレートと、コーヒーと、アロマオイルを、いつも携えています。



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