「輝きの香り」

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【ジオラマ】


8歳の時友達の家に行ったら
高校生のお兄さんが
丁度プラモデルを作ってて
凄く上手だったから見せて貰った。


そのお兄さんは
ミニチュアの町並を丁寧に作り
そこにガンプラをセットして
戦闘シーンを再現してた。


その作り込みが凄くて
まさに本物の町を小さくしたようで
あまりのリアルな再限度に
思わず見とれてしまう。
∑(゚Д゚)スッ、スゲー!!


しばらくずっと見てると
お兄さんが俺の事に気が付き
「こっち来てみて良いよ」と言われ
お兄さんの部屋に入って見学した。


するとミニチュアの町を再現した
ジオラマと言う物が置いてあり
そのに設置されてるガンプラが
汚れや傷がつき凄い作り込みしてる


お兄さんがその内の1つを取り出し
俺の目の前に持ってきてくれて
台にあるスイッチを入れると
なんと!ガンダムが光った!


ガンダムが光った場所は
エンジンの噴射口だったり
ビームサーベルだったり
目まで光ってて凄い!
スゲ━━━━━ヽ(゚Д゚)ノ━━━━━!!!!

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【ムギ球】



しかし本来ガンプラは
光らせられるようにできてないから
きっと光るようにうまく改造して
こんな凄いのを作ったはず。


この事に感動した俺は
一体どうやって光らせてるのか
お兄さんに質問してみると
台の中に仕掛けがあるらしい。


その台の中を見せて貰うと

台の裏に電池ボックスがあり

そこから線がプラモの中に伸びてて

その先にある電球で光らせてた!



でもガンプラのサイズは

とても小さいサイズなのに

当時最新の豆電球なんか入る訳なく

一体何を使ってるのか不思議だった

(。´・ω・)?



そこでお兄さんに

一体何で光らせてるのか質問すると

「ムギ球」という豆電球より小さい

最新の電球を使ってるという。

( ゚д゚)ホゥ



この時ムギ球なんて俺は

見た事もないし聞いた事もなく

一体どんな物か見せて貰うと

本当に豆電球より小さな電球だった



これでガンダムが光る謎が解り

俺のプラモもムギ球たくさんつけて

凄く眩しく光らせたくなってしまい

興奮してワクワクし始めた。


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【光り輝く】



俺がこの時持ってた全長40㎝の
巨大プラモダイオージャが
初めから豆電球で光る仕様の為
改造なしで光らせる事が出来る。


なのでこのプラモに俺は
ムギ球をたくさんくっつけて
ダイオージャ全体を光らせ
光り輝くロボットにしたかった!


そこで俺は
1つ10円のムギ球を10個買ってきて
電池ボックスに全部つないで
ムギ球全部光るか確認する。


すると予定通り全部光ったので
ムギ球を1つ1つロボットの顔や
腕や腰などに接着剤で固定していき
とにかく全体が光るようにした!
(´∀`*)ウフフ


ムギ球のセットが完了し
早速スイッチを入れてみると
本当にダイオージャ全体が光って
まさに輝くダイオージャが完成した
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°


これがもうすごく嬉しくて
寝るとき枕元にダイオージャを置き
光らせた状態のままずっと眺めて
そのまま眠りについてしまう。
そして朝起きると


スイッチ入ってるのに光が消えてて
確認するとムギ球の数が多すぎて
あっという間に電池切れになってた
ショボ──(´・ω・`)──ン




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