テクノロジー「月面葬」

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【宇宙葬】



人類の中でただ1人だけ
月に埋葬された人物は
ユージン・シューメーカーと言う
天文学の博士です。


シューメーカー博士は
生前に宇宙飛行士になって
月面を歩きたいと言う夢を
ずっと持っていました。


シューメーカー博士は
生前に親友である
キャロライン・ポルコ氏にも
この夢をよく話してました。


シューメーカ博士の死後
キャロライン氏は
彼の夢をかなえてあげたくて
試しにMASAに相談してみました。


するとNASAは
このアイディアにとても興味を持ち
当時宇宙葬を商売としてる
会社を紹介してくれました。


その会社は
「セレスティス」と言う会社で
遺灰をロケットに乗せて
宇宙に打ち上げるだけの事業です。


しかしセレスティス社は
当時ロケットを月まで
到達させる技術がまだなく
どうにもできませんでした。

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【共同作業】



セレスティス社は
シューメーカ博士が亡くなる
3か月ほど前に宇宙葬を
成功させたばかりの新企業。


最初の打ち上げ方法は
遺灰を乗せたロケットを
飛行機に取り付けて
1万m以上まで上昇させます。


その後
空中でロケットを切り離し
そこからロケットが噴射して
宇宙に到達する方法です。


この時の遺灰が24人分で
その中にスタートレックの
プロデューサーのジーン氏のも
積まれてました。


セレスティス社は
ここまでの技術しかなけど
遺灰を宇宙空間でばらまく事が出来
NASAじゃ出来ない事でした。


なのでNASAは
今度月面に氷があるか調べる為
人工衛星を月面まで飛ばすので
共同事業にする事にしました。


そしてセレスティス社が
遺灰を月面でばらまく事を担当し
NASAが月面まで到達させる
人工衛星を制作しました。

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【大成功】



そして1998年1月7日
シューメーカー博士の遺灰は
月面探査機ルナ・プロスペクターに
乗せられました。


フロリダ州の
ケープカナベラル空軍基地から
打ち上げられたロケットは
その後無事に月に到着します。


そして1年半かけて
月に氷があるかどうか観測し
月の南極部分のクレーターに
氷がありそうだと解りました。


実際に氷を出現させる為
人工衛星の尖った部分から
クレーターに勢いをつけて
衝突させました。


その瞬間遺灰を乗せたカプセルも
一緒に砕けて割れて遺灰をばらまき
無事に月面にシューメーカー氏の
遺灰が埋葬されたのです。


氷があったかどうかは
地球から観測してた為よく解らず
この先また月面有人着陸をした時
衝突地点を調べるそうです。


世界初の月面葬を成功させた
セレスティス社の遺灰カプセルには
シューメーカ博士の功績を記した
金属プレートが張られててました。

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