「夜空の自転車」

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【クリスマス】





9歳の時俺は
サンタクロースが
本当に実在すると思ってた。
((o(*´∀`*)o))わくわく♪

そんなクリスマスに俺は
母親に「クリスマスのプレゼントを
サンタクロースに頼んでくれた?」
そう聞いてってみた。

この時
欲しい物をまだ決めて無いけど
「何でも良いから何か欲しい!」
そう思って楽しみにしてた。

俺の質問に母親は
「サンタクロースに頼んだから
きちんと持ってくるよ」
そう答えてくれた。

この返事を聞いた俺は
今から凄く楽しみになり
「必ず何か嬉しい物が手に入る!」
そう感じててワクワクし始める!

しかし俺は
頭の片隅で「サンタって実は
親がサンタなのかも?」
一応そんな風に思い始めてた。

そして俺は
「なら家の中にどこかに
プレゼントが準備されてるはず!」
そう確信して探してみる事にした!


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【寝てる隙】





家の中を探してみた結果
プレゼントらしき物なんて
どこにも見当たらない。
ε-(・д・`;)フゥ…

そこで母親に俺は
「サンタって
いつプレゼント持ってくるの?」
そう聞いてみた。

すると
「寝ている時じゃ無ないと
プレゼント持ってこないのよ」
そう答えてくれた。

その事を聞いた俺は
「サンタって本当にいるんだ!」
そう確信してしまう。
ヾ(*´∀`*)ノ

確かに昔見たアニメの
「キャンディーキャンディー」で
登場したサンタクロースも
寝ている隙に部屋の中に来ていた。

そして
プレゼントを枕元にそっと置いて
立ち去って行くのを見た事ある。

なので俺は
「サンタクロースってやっぱ
俺が寝てる時来てくれるんだ」
そう感じ明日が楽しみになった。


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【配達疑惑】





この時の俺は
三郷団地に住んでいた。

ここの玩具屋は
クリスマスにサンタの格好をして
家に配達してくれるサービスを
プラス500円でやってくれてた。

この事を知ってた俺は
母親がこのサービスに申し込んで
俺が寝てしまう夜8:30過ぎに
配達してくるのかと思った。

そこで
いつも寝てしまう夜8:30以降も
頑張って起きてて
サンタを見てやろうと計画する!

そして
いつも寝る時間の8:30に布団に入り
この時間以降も頑張って起きてて
サンタが現れるのを待つ事にした。

この時何もしないで起きていると
スグに眠くなってしまうので
漫画を読んで待った。
(´∀`*)ウフフ

しかし
夜8:30に布団に入ると
条件反射でスグ眠くて寝てしまい
起きてる事が出来なかった。


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【無いプレゼント】





結局
起きていられず熟睡してしまい
目を覚ました時は
夜中トイレに行く時だった。

そしてトイレを済ました俺は
「そうだ!
サンタが来るのを確認するんだ!」
この事を思い出した!

しかし時間を見てみると
既に深夜2時を回ってて
12月26日になってしまってた。
(´・д・`)ショボーン

サンタが来る日は
12月25日と聞いてたから
「もうサンタが帰った後だ~」
そう思い見れない事が残念だった。

しかし母親が
「サンタがプレゼント持ってくる」
そう言ってたのを思い出す!

そして
枕元を見てみたら
何も置かれて無かった。
(´;ω;`)シクシク

それを見た俺は
母親に文句を言いたくなって
熟睡してる母親を
強引に起こしてしまった!


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【ベランダに置かれた物】





熟睡してる母親を起こした俺は
「プレゼント持ってきてないよ!」
そう講義をしてご立腹になった。
(# ゚Д゚)プンスコ

しかし母親は
眠い目をこすって俺に
「プレゼント持ってきてあるよ~」
そう答えた。

しかしどこを見ても
サンタが持ってきてくれた
プレゼントなんて無い。

母親に俺は
「枕元に何もないじゃん~」と
文句を言ってしまう。
(*`ェ´*)プンプン

すると母屋は
「大きすぎて枕元に置けないから
ベランダに置いていたのよ」
そう言ってきた!

その事を聞いた俺は
「ベランダに!?」
「そんな大きな物なの?!」
そう叫んでビックリしてしまった!

そして
急いでベランダに行き
ワクワクしながら確かめてみた。


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【深夜の喜び】





そして
そこにあった物は
なんと6段ギア付自転車だった!
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°

それを見た俺は
「サンタが置いて行ったの?!」
そう叫んで大喜びした!

そして俺は
現実にサンタがいる事が解り
親がサンタ説を頭の中から抹消した。
( *゚ェ゚))フムフム

なぜなら
こんな大きな自転車を
ベランダに運んだら
寝てる俺でも物音で解る。

しかし
そんな物音で起きる事無く
突如としてベランダに自転車があり
絶対サンタがいると確信した!

そして俺は
早速乗ってみたくて
自転車を外に出してもらおうと
父親を叩き起こした!

でも父親は
「明日の朝外に持ってくから
まだ寝かしてくれ~」
そう言って起きてくれなかった。

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