謎アイテム「リライブシャツ」を試してみた話。

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コラム
みなさんは「リライブシャツ」という商品のCMを見たことがあるでしょうか。出川さんが「リライブチェーンジ!」と言ってる、あのCMです。
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私はこのCMを見るより先に、アマゾンでスポーツウェアを探していたときに発見しました。なんでも着るだけで体が動かしやすくなったり、柔軟性がアップしたりするそう。ほんまに~?

とりあえずYoutubeでいろいろ検索すると、「マジですごい」という反応が多く見られました。なかでもホリエモンこと堀江貴文氏と、リライブシャツを販売している㈱りらいぶ代表取締役社長、佐々木貴史氏の対談動画は印象深いもので。

私の勝手なイメージですが、ホリエモンは空気を読んでリアクションするとか、相手に迎合するということからは一番遠いところにいる人。たとえリライブシャツを作った本人の前だろうと、効果が無ければ「無い」という反応をするはず。そのホリエモンですら、着用したときにはちょっと効いてるような反応を見せていました。

そして公式ホームページを見ると、「初回購入に限り、効果を実感できなければ全額返金保証」との売り文句が。
「そこまで言うなら買ってみよう。でも効果が実感できなかったらホンマに返金してもらうからね!」という気持ちで、とりあえずシャツを一枚購入。
ちなみにお値段は8800円。高い…!
ちなみに実際にシャツが届いたときには、返金するときのための保証書や書類が同封されていました。返金保証に嘘偽りはなさそうです。

で、効果は?

実際に着用してみてどうだったのか。
結論から言えば、効果あったんですよねー。謎。
下はYoutubeの参考画像です。
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まず前屈の長さでテストしてみたところ、着用前よりも数センチ伸びました。
もともとは私自身、「あとちょっとでつま先まで届く」くらいしか伸びなかったところが、着用すると届くように。自力でつま先まで届いたのはこれが初めてのことで、ちょっと驚き。もともと体は固いほうなのです。

前屈のテストは、公式では「まず最初に普段通りに前屈してみて、そのあとでシャツを着用してもう一度おこなってください」と記載されています。しかし私はこのやり方にちょっと疑問を抱いています。

そもそも筋肉には伸張反射と呼ばれる自己防衛反応があります。筋肉は必要以上に伸ばされると、身を守るために縮んで固くなろうとする性質が備わっているのです。
それでも筋肉を伸ばし続けていると、今度は逆に筋肉を緩める指令が出されます。伸ばす力に抵抗し続けていると、かえって筋肉が損傷する恐れがあるため。要するに最初のうちは伸ばすのに抵抗するけれど、しつこく続けていると「わかったわかった、じゃあ伸ばすわ」と諦めモードに入る…みたいな。

そのため反動をつけずにじっくり、ゆっくり筋肉を伸ばしていると、あるタイミングで「縮んで固くなる」から「筋肉が伸びる」に切り替わります。「ストレッチするときは反動をつけずにゆっくり」と言われているのは、筋肉にはこうした性質があるからです(ウォーミングアップのための動的ストレッチはまた別の話)。

つまり一回目の前屈ではこの「伸張反射」が働くせいでうまく伸びず、二回目ではその反応が弱まって伸びやすくなったんじゃないの?という疑問が出てくるわけです。ということはシャツを着なくても、二回目のほうが前屈はスムーズになるのでは?と思えてしまいます。

だから私はシャツが届くまでの数日間と、届いて着用してからの数日間という長いスパンで比較してみました。どちらも測ったのは夜、お風呂上がりの一番伸びやすいタイミング。
その条件で計ってみたところ、明らかに着用している数日間のほうが伸びがよく、初めて足先まで手が届いた…という結果となりました。

前日の夜から着用していると、朝起きたときにいきなり前屈しても、明らかに普段より伸びがいいんですよねー。

ダンベルが上げやすくなった
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リライブシャツの検証では、仰向けに寝ている人を抱き起こすというデモンストレーションがあります。シャツを着る前だと重くて持ち上げられないのに、着た後では上げられる…というもの。
他にも工事現場で働く方々に着用してもらったところ、いつもより重たい器材を運びやすくなったという反応の動画もあります。
つまり一時的に力が出しやすくなるという効果も、リライブシャツにはあるらしい。ほんまに~?

試しに家にある10キロのダンベルを両手に持っていつも通りの筋トレをしてみたところ、いつもよりダンベルが上げやすく感じました。実際に上げ下げする回数も増えています。
というか正直なところ、ダンベルを持った瞬間「あ、なんか違う」という感じがしたのは事実です。うまく言い表せないのですが、ダンベルを上げる前から「できる気がする」みたいな感覚になります。もちろんプラシーボかもしれませんけどネ。
ただし筋力そのものが向上したわけではないようで、いつもより多めにトレーニングした分、筋肉痛もそれなりに起こりました。当然と言えば当然ですが…。

腰痛がマシになった

これは私ではなく父親に試してもらったときの話です。
父はそこそこの腰痛持ちで、いつの頃からか、仰向けで寝ると痛くて眠れなくなっていました。そのため寝るときはいつも横向き。
…なのですが、このシャツを渡してからは仰向けで寝るのが楽になったそう。本人によると「痛みはゼロじゃないけど、マシにはなった」らしいです。

こうやって書いていると、自分でも胡散臭い気がするんですけどね…!
これもプラシーボなのかは分かりません。ただウチの父親はそうだった、という事実は記載しておきます。うーん、謎。
私よりも父親のほうがシャツの必要性が高そうなので、今は父に着てもらっています。8800円もするんやで、大事に着てくれよ…!

結局なんなの?

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リライブシャツを着用すると、
・一時的に体の柔軟性が向上する
・力が出しやすくなる
・一部、体の不調を軽減させる効果がある

ということに。
ただしシャツを脱ぐと柔軟性は元に戻ってしまうし、重たいものを持てばその分だけ筋肉痛もあります。腰痛も、それ自体が改善しているわけではないでしょう。

つまりリライブシャツは「着ている間だけ体の調子を上げてくれる」という効果のドーピングアイテムのようなものと言えるのかもしれません。脱げば元通りですからね。
ただしドーピングといっても、公式サイトによれば体に悪影響や反動があるわけではないようです。だからずっと着用していれば、体の調子が良い状態を維持できるとも言えます。
正直、初めてリライブシャツを着用して前屈したときは「マジか」とつぶやいてしまいました。

どういう仕組み?

リライブ公式サイトによると、このシャツには「間接テーピング」という技術が使われているようです。関ではなく間なのがややこしい。
間接テーピングとは平たく言うと「衣類にパワーストーンや磁力を含んだテープを貼り付け、それを人が着ることで、主要な筋肉や経穴(ツボ)が刺激され、その効果によって身体機能を調整する」というものらしい。…うーん。
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確かにシャツの前面は大腰筋(だいようきん)、裏面は棘上筋(きょくじょうきん)、大円筋(だいえんきん)、広背筋を刺激するようにテープが配置されています。

また下の図のように主要な経絡(ツボの通り道)とテープの貼り付け位置が重なっているのも確か。わざわざ特許まで取得する徹底ぶりで、信じられるかどうかはさておき、それなりの考えがあって作られているのは理解できます。
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要するにシャツを着ることで、その下にある主要な筋肉や経絡を磁力で刺激し、それによって体の調子を整える…みたいなこと…かな?
磁気が体に作用するという意味では磁気ネックレスと同じと言えます。また鍼灸治療は人体の経穴(ツボ)を針で直接刺激するもので、それを磁力で手軽におこなえるようにしたとも。

つまり磁気ネックレスよりももっと直接的に主要な筋肉や経絡を刺激することができ、鍼灸治療よりも手軽。これら両者をさらに発展させたもの…みたいな?

ちなみにシャツに同封された用紙には「磁気ネックレスを付けていたり、コンプレッションウェアを着ていると効果が実感しにくくなります」との注意書きが。これらがあるとシャツの磁力がうまく伝わらないということなのでしょう。

よってリライブシャツとは、筋肉や東洋医学における経絡を、鍼灸治療よりも手軽に磁力で刺激し、それによって体の調子を整えるもの。結果として体の柔軟性が向上したり、力を出しやすくなったり、一部、体の不調を軽減させる効果が期待できる。
一言でいうと「東洋医学に基づいたシャツ」であり、鍼灸治療と同じように効く人には効くし、効かない人には効かない。

みたいなことかなー…?
そもそも経絡とか鍼灸といったものに私自身が完全に納得しているわけではないので、それが下地にあるリライブシャツも若干のモヤッと感は残ります。
でもまあ、着てたほうが明らかに体の調子がいいのも確かなんですよねー。
学生時代だったら多分、これのインナータイプをコッソリ下に着てバスケの試合に出てた。

プラシーボも多少はあるのかもしれませんが、とりあえずしばらくは着用してみようと思います。ということで二枚目を注文したあとで、この記事を書いているのでした。
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