死ぬ前日から直前まで

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よく覚えてないけど、私は明日死ぬことになった。 
そうすると今日1日と明日の約半日程しか時間がないということになる。 
私は早速事務的な事を考えてた。 
手続きが必要なことは、出来るだけ残った家族に負担にならないようにしないといけないから片付けておこうとか、 
死んでからじゃないとどうしようもないことはリスト化して何をどうすればいいかまとめておこうとか。 
明日から居ないのだから全て処分してしまおうとか。 
それからもう一つ悩んでいたのは、死ぬことを友達に連絡する事ってどうなのだろうか、ということ。 
わざわざ自分明日死にます、明日からは居ないんですっていうのも仕事上の付き合いなら必要かもしれないけど、そこで多分時間を取られるし、死んでから両親に報告してもらえばいいか。 
けど仲良くしている友達にはどうしようか。 
LINEで一斉送信して貰えるよう文章作って、あとはお願いするか・・・などと考えてた。 
手続きにせよ、私の交友関係にせよ、子どものこともあるし、TO DOリストにまとめて両親に後はお願いしようと思った。 
一日でみるみる痩せ細って、寝る頃には皮膚もボロボロで、あまり必要以上に動かないよう意識していた。 
死ぬ前日の夜は1人で部屋を隔離して寝てて、今思うととても寂しい情景だけど、その時はやらなければならないことで頭がいっぱいだった気がする。 
朝になって、いつの間にかお昼を過ぎ、最期の場所に行く。 
確か神社の本殿のような場所だった。 
私と同じように今日死ぬことになってる人が何人かいて、そこで並んで横になり、隣にいた人と何となく意を決したような表情で見合って目をつぶった。 
最後の最後にはやっぱり子どもの顔が浮かんだ。 
もっと一緒にいたかった、というところで目が覚めた。 
大体夢の中で何となく「これは夢だな」と気がつくというか鷹を括っていることが多いが、今回は目が開いて「夢だったのか」 
とハッとした。 
夢占いでは自分が死んでしまう夢はいい夢だと言われている 
死んで新しい自分に生まれ変われるとか、思いもよらない幸運が舞い込んでくる兆しとか。 
けど敢えて夢は死ぬ直前で終わり自然と瞼を開いた。 
ここから先は自分次第だということらしい。 
夢占いというものを信じる信じないをおいといて、 
これらを踏まえてどうしたらいいのか、 
何を改善すべきかと考えてみた。 
客観的にこれまでの夢の流れを考えてみて思ったのが、最後までスマホの解約という考えには至らなかった。 
スマートフォンを見る回数が増えているということなのか。 
ササッと別れの挨拶をして解約してしまえば名残惜しいやり取りもなく知らせることも出来た。 
気づかないうちにスマートフォンに依存してしまっているのかもしれない。 
もっと子どもと向き合うべきだと思った。 
最後まで子どもとゆっくり遊ぶということが出てこなかったことがとても気になる。 
最後、気づいた時にはもう遅い。 
明日死なないから大丈夫だったとしても、今の時期でしか出来ない遊びもあるし、今でしか楽しめないこともたくさんある。 
後悔しないためにも、何事も先のことを考えるより今に集中した方がいいのかもしれない。 
あとこの夢を見て、村田沙耶香さんの生命式をふと思い出した。 

※この記事は、以前noteで公開しています。
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