「なんとなく」
「なんとなく」って言葉を返されると困りませんか? -なんでこうしたの? -んー、なんとなく。 けど「なんとなく」って言葉にはとても深い意味がある気がするんです。 なんとなくっていう言葉の裏には、衝撃とかなにか危ない匂いを感じます。 意味を調べると、「どうしてだかわからないが。どこと(取り立てて言うこと)なく。」だそう。 なんとなく(どうしてだか分からないけど)の後には静かな決断とか結果、確信的なことが続きます。 「なんとなくこの店に入ってみる」 を直訳すると「どうしてだか分からないけどこの店に入ってみる」とちょっと不安定な決断になるのです。 「なんとなく」と聞くと、どこか積極性を感じない、どちらかというと消極的で、やる気があるというよりは無気力な、的確というよりはテキトーな曖昧なイメージです。 そして熱量もあまり高くはありません。 情熱的でもなく、常温よりもちょっとぬるめの低温でハイテンションではなくローテンション。 けど後に続く言葉は確信した行動や言葉なので、低空飛行でずっとまっすぐ前だけを見て突き進むような感じです。 ①なんとなく学校行きたくないんだよね。 ②なんとなくギター始めてみた。 その結果である「始めてみた」「行きたくない」にたどり着くまでには誰にでも物語があります。 まず①のなんとなく学校に行きたくないというのであれば、なにか学校に思うことがあったはずです。 好きな子がいる、毎日その子と会うことが楽しみだという人が「なんとなく」な理由で学校に行かなくなるとすると、その好きな子に対する想いを上回るほどの「なにか」がそこにはあるはずです。 仮に毎日同じ日の繰り返しで「
0