こんにちは南仙台の父です。
トランプ政権が進めていた関税交渉も日・EUなどのメインが妥結し、交渉
を認められなかった国と地域にも一方的な通告という形で関税が賦課され
ることになりました。
一方で中国との関税交渉は水入りとなり、これからが本番となります。
また、ロシアのウクライナ侵攻を支援し原油を輸入する国への課税措置な
ど、まだまだ関税に関する話題には事欠かない状況です。
トランプ政権は多くの国と地域から米国内への投資や拠点進出、エネルギ
ー資源や農産物の輸出拡大といった成果も手に入れ、関税で得た利益を減
税という形で国民に還元することを強調しています。
こうした流れによって経済成果を上げることを主眼とした一連の政策は本
当の意味で成果を上げられるかを今回は占ってみました。
写真は鑑定の結果となります。
左側が結果、右側が環境条件となります。
まず結果ですが、死のカードの逆位置が出ています。
死のカードの逆位置は新展開や上昇、立ち直りや再生といった意味があり
ます。
結果としてはすぐに成果が目に見える形とはなりませんが、中期的には米
経済にとって良い方向に結果を出して行くことになります。
ただし、死のカードのは本来の意味が今までのものが役割を終え、新たな
ものが命を与えられるという意味です。
今回の一連の政策で利益を得ることになるのはトランプ政権の岩盤支持層
ではなく、トランプ政権を消極的に支持または反対している層に対して大
きな富を与える形になります。
古くから存在する伝統的な産業は息の根を止められることになり、結果と
して海外からの投資によって出現した多国籍企業によって基幹を支えられ
る形となります。
すでに多くの企業が国内だけで物流を簡潔できる状態ではありません。
製造コストは上がっても一定の購入数を他国に約束させた形でディールを
成立させたことは結果として国外に価格転嫁させる形になります。
米国が一定の競争力を持つ軍事・航空機などはそうした形となります。
一方で自動車や鉄鋼などは国内への産業流入によって更に弱体化が進む形
になります。
もちろん一定の雇用効果は生みますが、移民制限などによる影響もあって
足らない労働力を更に高額な賃金で補わざるを得なくなります。
農産物のコストも同様な流れになっていきます。
今回の政策は短期的な観点では米国に大きな利益をもたらすことになりま
すが、中期的には競争力を大きく失わせる方になるリスクも孕んでいます。
次に環境条件ですが、女帝のカードの正位置が出ています。
女帝のカードの正位置は繁栄や経済力、結果や生産といった意味がありま
す。
得た利益をどう使うかですが、レーガン政権時のように国内企業の再生に
向ける形であれば米国にとっては中期的リスクも解消します。
しかし、この利益を単なる人気取りに使ってしまえば将来に不安を残すこ
とになります。
こうした点を踏まえた経済政策を実行し、中期的なマスタープランの中で
競争力を失った産業をどう立て直すかが問われることになります。
米国自体は単独で国を活性化させる力はなく、単純にモンロー主義的な観
点で経済を発展させることは難しいでしょう。
過去も政治的にはモンロー主義でも経済は実益で対応し大きな利益を上げ
てきた米国にとっては今回の政策転換は大きな変化です。
トランプ政権が中期的なマスタープランで得られた利益をどう使うのか、
利益をどれだけ産業再生や新たなビジネス育成にかけられるか、中期的な
視点での対応が今後を分けることになるでしょう。