深呼吸しても、自分を褒めても不安が消えない…そんなときに僕が一番大切だと思っていること

深呼吸しても、自分を褒めても不安が消えない…そんなときに僕が一番大切だと思っていること

記事
コラム
「不安になったら深呼吸しています」

「できなかったことではなく、できたことを見るようにしています」

「今日も頑張ったね、と自分を褒めています」

それなのに、なぜか不安が消えない。

ネガティブな気持ちが残ってしまう。

そんな経験はありませんか?

そして、

「ちゃんとセルフケアしているのに、どうして楽にならないんだろう」

「もっと自分を褒めなきゃ」

「もっと前向きに考えなきゃ」

と、さらに頑張ってしまう。

僕は、ここに一つ大切なことがあると思っています。

それが、

「共感」と「承認」です。

たとえば、パートナーに、

「最近、家事が大変なんだ」

と伝えたとします。

そのとき、

「じゃあ僕が家事すればいいんでしょ?」

と言われたら、どうでしょうか。

確かに家事をしてくれる。

行動としては間違っていないかもしれません。

でも、なんとなくモヤモヤしませんか?

ほかにも、

「どっか連れていけばいいんでしょ?」

「僕が我慢すればいいんでしょ?」

と言われたら、

「いや、そういうことじゃないんだよな……」

と思うこともあると思います。

本当に欲しかったのは、行動だけではなく、

「そうだったんだね」

「大変だったね」

「ずっと頑張ってたんだね」

という、気持ちへの共感だったのかもしれません。

僕はこれ、自分自身に対しても同じだと思っています。

僕自身も、不安になることがあります。

これからのこと。

仕事のこと。

お金のこと。

人間関係のこと。

「あれでよかったのかな」と考えることもあります。

そんなとき僕も、つい、

「深呼吸しよう」

「できたことを見よう」

「自分を褒めよう」

と、すぐに自分の感情を何とかしようとしてしまいます。

でも、それでも不安が残ることがあります。

以前はそこで、

「なんでまだ不安なんだろう」

と思っていました。

でも今は、少し考え方が変わりました。

もしかしたら心は、

「不安を消してほしい」

と言っているのではなく、

「まず、この不安を分かってほしい」

と言っているのかもしれない。

そう思うようになったんです。

なので、不安になったら、

「そっか。僕、今不安なんだね」

「怖いんだね」

「心配なんだね」

「それくらい大切なことなんだよね」

と、まず自分の感情を認めるようにしています。

僕のイメージとしては、

「不安になっている自分の隣に座る」

という感覚です。

無理やり立たせない。

「早く元気になって」と急かさない。

「そんなこと気にしなくていい」と否定しない。

まず隣に座って、

「そうだよね」

と声をかける。

そして、そのあとに、

「それでも今日もよくやったよ」

「少し休もうか」

「一回、深呼吸してみようか」

と続けます。

僕が大切にしているのは、

「共感→承認→行動」

という順番です。

僕たちは苦しくなると、どうしても「行動」から始めたくなります。

不安だから深呼吸。

落ち込んだから自分を褒める。

疲れたから休む。

もちろん、どれも大切です。

でも、その前に、

「そうだよね」

を一つ入れてみてください。

それだけでも、自分との向き合い方が少し変わるかもしれません。

そして、もう一つ気をつけてほしいことがあります。

セルフケアを「義務」にしないことです。

「深呼吸しなきゃ」

「自分を褒めなきゃ」

「ポジティブにならなきゃ」

「自分を大切にしなきゃ」

これでは、自分を楽にするために始めたことが、新しい「やらなきゃ」になってしまいます。

深呼吸しても不安なら、

「まだ不安なの?」

ではなく、

「深呼吸しても残るくらい、不安なんだね」

でもいいんです。

元気になれなくてもいい。

不安が残っていてもいい。

ネガティブな感情があってもいい。

まず、その気持ちを置き去りにしない。

誰かの話を聞くときには優しく、

「そうだったんだね」

「それはつらかったね」

と言えるのに、自分にだけ厳しくなってしまうことがあります。

そんなときこそ、その優しさを自分にも向けてあげてください。

変えようとする前に、分かってあげる。

直そうとする前に、認めてあげる。

元気にしようとする前に、隣にいてあげる。

不安になった自分を責める必要はありません。

まず、

「そっか。今、不安なんだね」

「そうだよね」

そこからで大丈夫です。

僕も、不安にならない人になりたいわけではありません。

不安になったときに、自分の気持ちを置き去りにしない人でありたいと思っています。

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