「また不安になってしまった」
「こんなことで悩んでいる自分って、弱いのかな」
そんなふうに、自分を責めてしまうことはありませんか?
仕事のこと。
お金のこと。
家族やパートナーとのこと。
職場の人間関係。
これからの人生のこと。
一つ解決したと思ったら、また別の心配が出てくる。
本を読んだり、SNSで心が楽になる言葉を探したり、誰かに相談したり。
それでも不安がなくならないと、
「こんなにいろいろやっているのに、どうして変われないんだろう」
と思ってしまうことがあります。
でも僕は、**不安はなくならなくてもいい**と思っています。
僕自身も、不安になります。
仕事やお金、これからのことを考えて、
「本当にこれでいいのかな」
「この先どうなるんだろう」
と心配することがあります。
以前の僕は、そんな自分を何とか変えようとしていました。
「もっと前向きにならなきゃ」
「考えても仕方ない」
「大丈夫、大丈夫」
そうやって、不安を追い出そうとしていたんです。
でも、あるとき思いました。
心の中では「怖い」「心配」と感じているのに、
「そんなこと考えちゃダメ」
と無理やり押さえ込むことは、本当に自分に優しいことなんだろうか、と。
不安をなくそうとすることが、
「不安になっている自分はダメ」
という、もう一つの自己否定につながってしまうことがあります。
最初は、
「仕事に行くのが不安」
だったはずなのに、
「仕事を不安に感じる自分は弱い」
になってしまう。
最初は、
「人間関係が心配」
だったのに、
「こんなことを気にする自分がおかしい」
になってしまう。
こうなると、最初の悩みに加えて、自分を責める苦しさまで抱えることになります。
なので僕は、不安を感じたときほど、
**「そっか。今、不安なんだね」**
と、自分の気持ちを一度そのまま認めてあげてほしいと思っています。
すぐに答えを出さなくてもいい。
無理にポジティブにならなくてもいい。
「気にしないようにしなきゃ」と頑張らなくてもいい。
まず、自分が何を感じているのかを知る。
それだけでもいいんです。
僕はこれまで、人のお話を聴く中で、
「こんなこと、誰にも話せませんでした」
「こんなことで相談していいのかわからなかった」
と言われることがあります。
でも僕は、相談に「これくらい悩んでいないと相談してはいけない」という基準はないと思っています。
うまく説明できなくてもいい。
話がまとまっていなくてもいい。
「何がつらいのか、自分でもよくわからない」
というところからでも大丈夫です。
誰かに話しているうちに、
「あ、自分はこれが嫌だったんだ」
「本当は寂しかったんだ」
「頑張りたかったんじゃなくて、休みたかったんだ」
と、自分でも気づいていなかった気持ちが見えてくることがあります。
答えを教えてもらうためではなく、
**自分の中にある気持ちに気づくために、人に話してみる。**
そんな相談の仕方があってもいいと思うんです。
もちろん、一人でゆっくり考えたいときは、それも大切です。
誰かに話したくなったときには、安心して話せる場所を頼ってみる。
そのくらいの感覚でいいと思っています。
不安にならない自分を目指さなくても大丈夫。
大切なのは、不安になったときに、
「またダメだ」
と自分を突き放すのではなく、
「何がそんなに心配なんだろう?」
と、自分の気持ちを少しだけ聴いてあげること。
そして、一人では整理しきれないときは、誰かと一緒に考えてみること。
不安をなくすことよりも、
**不安になった自分を一人にしないこと。**
僕は、そのほうがずっと大切なんじゃないかなと思っています。
今日もし不安なことがあったら、まずは、
「そっか。今、不安なんだね」
そこから始めてみてくださいね。