相談
「仕事が休みの日くらい、ゆっくりしよう」と思っているのに、朝起きると掃除や洗濯を始めたり、スマホで仕事や勉強のことを調べたりしてしまいます。疲れているのでソファに横になるのですが、「こんなことしていていいのかな」「せっかく時間があるのにもったいない」と落ち着きません。結局、身体は休んでいても頭の中はずっと動いています。夜になると「今日もちゃんと休めなかった」「明日からまた仕事なのに」と後悔します。時間はあるし、本当は休みたい。それなのに、何もしないことに罪悪感があって休めない。どうしたら安心して休めるようになるのでしょうか。
【休みたいのに休めない。それは「休み方」がわからなくなっているのかもしれません】
「今日は何も予定がないから、ゆっくり休もう」
そう思っていたはずなのに、
気づいたらスマホを見ている。
家事を始めている。
仕事のことを考えている。
何か役に立つ情報を探している。
そして夜になると、
「結局、今日も休めなかったな……」
そんな気持ちになることはありませんか?
時間がないわけではない。
むしろ時間はある。
横になってもいいし、何もしなくてもいい。
それなのに、
「何かやらなきゃ」
「せっかく時間があるのにもったいない」
「こんなことしていて大丈夫かな」
「みんなは頑張っているのに」
そんな言葉が頭の中に浮かんでしまう。
身体はソファやベッドで休んでいるのに、頭の中ではずっと何かを考えている。
僕自身も、こういう経験を何度もしてきました。
以前の僕は、
「仕事が忙しいから休めないんだ」
「時間さえあれば、もっとゆっくりできる」
と思っていました。
でも実際に時間ができてみると、それだけでは休めませんでした。
何かしていないと落ち着かない。
時間があると、逆に「何かやらなきゃ」と考えてしまう。
そこで気づいたことがあります。
**「休む時間があること」と「安心して休めること」は、別なんだ。**
ずっと頑張ってきた人ほど、
仕事をすること。
誰かの役に立つこと。
期待に応えること。
成果を出すこと。
ちゃんとしていること。
そういう時間を長く積み重ねています。
その結果、いつの間にか、
「何かしている自分には価値がある」
という感覚が強くなっていることがあります。
反対に、何もしていないと、
「こんなことしていていいのかな」
と罪悪感が出てしまう。
そんなときに、
「ちゃんと休まなきゃ」
「リラックスしなきゃ」
と考えると、今度は「休むこと」まで頑張ることになってしまいます。
なので、いきなり一日ゆっくり休めなくても大丈夫です。
まずは5分でも10分でもいい。
スマホを置いてみる。
目を閉じてみる。
温かい飲み物を飲んでみる。
何もしないで外を眺めてみる。
そして、
**「今は何もしなくていいよ」**
と、自分に言ってあげる。
それだけでも十分だと思います。
頑張ることを何年、何十年と続けてきたのであれば、休むことだけ突然上手にできなくても不思議ではありません。
休むことにも、少しずつ慣れていけばいいんです。
そしてもう一つ、大切にしてほしいことがあります。
「今日は何もできなかった」
ではなく、
**「今日は自分を休ませることができた」**
と考えてみてください。
昼寝をした。
ぼーっとできた。
予定を入れなかった。
家事を一つやめてみた。
10分だけ目を閉じられた。
これも全部、「できたこと」です。
もし、
「休みたいのに休めない」
「何もしないと罪悪感がある」
「いつも頭の中で何かを考えている」
「自分に厳しくしてしまう」
「疲れているはずなのに、まだ頑張ろうとしてしまう」
そんな感覚があるなら、一人で答えを出そうとしなくても大丈夫です。
僕は、何かを一方的に教えたり、無理に前向きにさせたりするのではなく、
「どうして休めないんだろう?」
「何をそんなに頑張っているんだろう?」
「本当は、どうしたいんだろう?」
そんな気持ちを一緒に言葉にしていくことを大切にしています。
話しているうちに、
「あ、自分はこんなことを怖がっていたんだ」
「本当はずっと疲れていたんだ」
と気づくこともあります。
休めない自分を、さらに責めなくて大丈夫です。
まずは、
**「僕は今まで、それだけ頑張ってきたのかもしれない」**
そんな見方をしてあげてください。
頑張る練習をたくさんしてきたみなさん。
これからは少しずつ、
**「安心して休む練習」**
もしていきませんか?
うまく言葉にできなくても大丈夫です。
「なんとなく疲れました」
そこからでも、お話を聞かせてくださいね。