LTC3118に関するメモ

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デュアル入力昇降圧DCDCのLTC3118にはVccという3.8Vの出力端子があり内部用に定電圧化されています。引っ張れる電流は、Vin>6V で60mAとのこと。

マイコン用に別に電源回路用意するのが面倒だったので、ちょっと調べてみました。

Vin1-Run1, Vin2-Run2に別々の電源を接続して、モードをV1優先モードと理想ダイオードモードに切り替えてみます。都合4パターンですね。

結果として、モードに関わらずどちらかが生きている状態(=Run xが有効電圧を越えている)ならば、3.8Vは常に出力されます。Vin xに十分な電圧がかかっていてもRun xが低ければ、Voutも3.8Vも出力されません。

まぁ当たり前の結果ですね……実は、そういう判断をするための内部回路を生かしておくために、モード設定やRun xに関わらず、Voutは出なくてもVccは出てくれるんじゃないかと少し期待してました。

そこまで世の中甘くないっす……まぁでも3.8V 60mAならESP32は無理としても動くCPUたくさんあるので、なかなか便利です。Run xにはVinを分圧した電圧を入れられるので、例えばバッテリの最低放電電圧にしておけば過放電を防止できます(ただRun xには0.2uA流れるのと分圧抵抗での消費電流には要注意)。

入力に理想ダイオードがついている2入力DCDCというユニークなLTC3118。今後とも使っていこうと思います。ココナラの仕様でデーターシートへのリンクを貼れないのですが……日本語のデーターシートも公開されているのでご興味のある方はぜひ。
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