低消費電力で定期的に電源入れ直す装置

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IT・テクノロジー
というリクエストをいただきました。12-24時間に1度、時間の精度は不要。

数分〜数時間に1度、電源を自動的に入れたり切ったりする装置、なにげに便利ですよね。

消費電流を気にしなくていいならいくらでも方法はあるのですが、できるだけ少ない電力で動かすなら古いけど実績のあるアナログ回路の出番です。

タイマーIC 555というのは一人の天才的アナログ技術者が半世紀以上前に作り出したICで、今でも各社から発売されています。そのままの回路のものも、CMOSという技術を取り入れて更に低消費電流化したものもあります。

上の写真は家に転がっていた古いものを使ったので消費電流は2mA程度ですが、ルネサス版だと40μA以下です。単4のエネループで2年以上動く計算になります(電池の自己放電の方が早いかも)。

手持ちの部品で実験してみたところ、意図したとおりに動作したので、ご依頼を受けることにしました。

なお、マイコン、例えばTI社のMPS430G2シリーズなどを使えば、どんな制御もやり放題で消費電力も0.5mAぐらいに抑えられます。このぐらいの消費電力だと曇りの日でも太陽電池で動かすことができますので「明るくなってから2時間後に5秒だけ作動する」なんて条件の装置も簡単に作れてしまいます。

こういうピンポイントで便利な装置も得意です。お気軽にご相談ください!
といいますか……このところ、開発に数ヶ月かかるような装置ばかりだったので、お疲れ気味です。ちょっとした心休まる開発、大歓迎です…… ^ ^
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