突然ですが、あなたは金運をあげたいと思ったら、何をしますか?
トイレを素手で掃除するとか、
風水で西に黄色のものを置く、
金運上昇で有名な神社参拝をするとか、
たぶん色々と思い当たることがありますよね。
10年程前、私がNYにいた頃
お金持ちや富豪、いわゆるセレブたちからたくさんのことを学びましたが
なかでも「お金」については、一般人とは全く違う世界観を持っていました。
ある日、私は知り合いのドイツ人の方に
「誰でも金運を上げてお金を増やす方法ってありますか?」
と聞いたことがあります。
その方は旅行会社の社長で、奥様は日本人。
娘さんは有名なハーフの芸能人で、
東京にも会社を所有している本物のお金持ちでした。
彼は少し考えると、とてもシンプルな答えを返してきました。
「色々あるけど、一番簡単なのは寄付することだよ」
「寄付?」
私は意外な答えにビックリしました。
それってもうすでにお金を持っている人が
慈善的な意味ですることではないの?
彼は続けました。
「寄付といっても、自分にできる範囲でいいんだよ」
「10円とかでも?」
私が尋ねると、彼は首を横に振りました。
「それはちょっと少なすぎるかな。意味がまったくないわけではないけど、
もっとリアリティのある、少し痛いなという金額が一番効果的なんだよ。
それは人によって違うだろうけど、 Mariaはいくらだとそう感じるの?」
リアリティのある、少し痛いなという金額・・・
私はそれがいくらなのか、心のなかで考えました。
当時の私は北欧でのほぼ自給自足的な生活を終えたばかりで、
定職もなく、ほとんどお金を持っていませんでした。
「500円・・・ かな?」
私の脳裏には500円玉のワンコインが思い浮かびました。
500円。(アメリカだと5ドル札)
100円ほど気軽には寄付できないけど、1000円はキツイ。
じゃあ、コインのなかでは一番高価な500円が
「少し痛いな」の感覚に一番近いかも・・・
「500円か。じゃあ、それを定期的に寄付するようにしてごらん。
そうしたらどんどんツイていることが増えて、金運もあがっていくよ」
ドイツ人の社長はにっこり笑って答えました。
私は半信半疑でしたが、それから1週間に1回は500円を
教会や慈善団体など何かしらに献金するようにしました。
続けていくと、それは次第に習慣になっていきました。
金運を上げたい!という目的はいつしか曖昧になり、
ただ良いことがしたくてやっている、
楽しいルールのようなものになっていったのです。
そして、それからですが、
私の人生は本当に少しずつ上向いてきました。
まず、何かにつけてタイミングがよくなりました。
急いでいる時に、いつも信号が青になるとか、
電車やバスにギリギリで必ず乗れるとか、
大したことではないかもしれないけど、
ちょっとしたラッキーと感じることが増えていったのです。
私はこのうれしい変化にワクワクしながら、寄付を続けました。
そして半年ほど、経った頃です。
私に思わぬ幸運が舞い込んできました。
なんとなく買った宝くじで、50万円ほどに当選したのです。
私はまず、この奇跡をドイツ人の社長に連絡して伝えました。
彼は「よかったね」
と言ったあと、こう続けました。
「その50万円、どうするつもり?」
「とりあえず、貯金するつもりです」
わたしは堅実ぶりをアピールするつもりで
そう答えました。
すると、彼は首を横に振りました。
「臨時収入をどう使うかが、君のこれからの人生の別れ道だよ。」
「別れ道?」
私は意味がわからず、思わず繰り返しました。
「そう。その50万円をまた寄付に回して、人の為に使うかどうかで君の運は、また更によくなるだろう。けれど、自分の為だけに貯めこもうとしたら、ここまでが運の上限になってしまうよ。半分でもいいから、また寄付に回してみなさい。君の運は、まだまだ上がっていくから」
「・・・わかりました」
私は言われた通りに、25万円を募金の口座に振り込みました。
ちょっと惜しいな、、という気持ちが
全くなかったかと言えば嘘になるけど、
その帰り道はなんだかとても清々しくて爽快だったこと
今でもよく覚えています。
私はその後も、定期的に500円の寄付を続けていきました。
そして、その25万円の寄付から3か月後、
私に願ってもないチャンスが訪れました。
たまたまの偶然がつながり、
とある憧れていた美術関係の仕事に就くことができたのです。
それはめったにご縁をつなぐことができない、
当時の私にはとても高給で貴重なお仕事でした。
それから私のNYと東京を行き来する、生活が始まりました。
飛行機はビジネスクラス。
収入はどんどん増えて、
銀行口座の残高はみるみる積みあがっていったのです。
そうやって忙しく働き、二年が過ぎた頃、
ドイツ人の旅行会社の社長と奥様から、沖縄に招待されました。
わたしを通して、ある美術品を購入してくれることになっていたのです。
沖縄に行ったのは、その時がはじめてでした。
真っ青な空と海を目前に望むホテルのスイートルームの一室で
無事に商談が終わった後、ドイツ人社長が私に尋ねました。
「Maria、今も寄付は続けているのかい?」
「はい、今も定期的に続けています」
私は、事実を伝えました。
「二年前に当選した金額の半分、君はちゃんと寄付したんだろう?」
「はい」
私は答えると、彼は続けました。
「それが、今の君へと至る別れ道だったと今ではわかったかな?」
「・・・はい」
あの時、あの金額を手放すのが惜しくて出し惜しみをしたら
きっと今のこの仕事につながるチャンスは巡ってこなかったかもしれないと
私は気づいていました。
もし、目の前の50万円に執着して貯めこんでいたら、
どこかで無駄遣いに走り、きっと今ではすっからかんになっていたでしょう。
「よかった。君がお金に執着がない人間じゃないと、
こんな信用取引は頼めないからね」
彼はにっこりと笑いました。
当時、お金が無くて欲しい欲しい状態だった私に、
あえて少し痛い金額を寄付して、他人の為に手放すことで、
お金への執着心を消す練習をさせてくれていたのです。
お金が欲しいな、足りないなと思っているときに
お金に執着せず、それを他人の為に手放すことが難しいのはよくわかります。
事実、私はそうでした。
でもその壁を乗り越えると、
お金というものが持つ不思議な力の一端が自分に宿り、
少しづつ、お金との相思相愛関係ができあがっていくのです。
私が彼から学んだことは
お金に執着すると、金運は下がる。
お金を人の為に手放せば、運気が上がって、金運も上がる。
という、とてもシンプルな法則です。
そして思うような収入が得られるようになった今でも、
私は寄付を定期的に続けています。
運気、金運を上げたい!幸運体質になりたい!
という願望のお持ちの方は、ぜひ、時々寄付をしてみてくださいね。
ポイントは、「少し痛いな」とあなたが感じる金額です。
最後にご紹介するのは、金運アップ占いです。
天使から、今のあなたに必要な金言が届きます。
収益は一部を寄付いたします。
徳積み、総合的な運気アップ、金運アップにもつながります。
ぜひ、気になる方はお試しください。
最後まで、長文をお読みいただきありがとうございました♪
Mariaの今までの経歴がだいたいわかる
プロフィールはこちらです。