勢力圏で世界は安定しない──トランプ時代の“ドンロー主義”が抱える致命的矛盾」

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コラム
【「米国なき世界」現実に】
“トランプ米大統領は7日、計66の国際機関や条約からの脱退を米政府に指示した。国連気候変動枠組み条約や国連貿易開発会議(UNCTAD)が対象に含まれる。多国間主義に基づく国際協調から背を向ける姿勢を鮮明にする。”
この記事を読んだ時にアメリカはそんなに弱体化しているのかと疑ってしまいました。確かに66の国際機関にそれぞれ資金をたくさん拠出しているでしょう。
そのため、自分だけが割に合わないということだと思いますが、どの国に対して割に合わないのでしょうか。
これは中国とロシアに対して割に合わないのだと思います。他の小国に多額の資金拠出は無理です。
中国とロシアに対して割に合わないから、負けてしまうと考えているのでしょう。負けないためにはどうするか?で66の国際機関からの脱退に至った。
そこで考えたのがドンロー主義なのでしょう。もう一つの記事に行きます。
【「ドンロー主義」なぜ危険か】
“「モンロー主義は有名だが、我々はそれを大きく超越した。今や『ドンロー主義』と呼ばれている」ー。トランプ米大統領は3日、米軍がベネズエラのマドゥロ政権を倒した数時間後に開いた記者会見でこう語った。
今回のベネズエラでの軍事作戦は、西半球における米国の覇権確立を目指すトランプ政権の決意を鮮明にした。この考え方は、2025年12月に公表された米国の国家安全保障戦略(NSS)の中核をなしていた。”
アメリカが西半球を、中国が東南アジア圏を、ロシアが旧ソビエト連邦圏をそれぞれ統治し、三国で支配する。まるで三国志みたいなことを考えているのではないでしょうか。
記事にも以下のように書いてあります。
“米国は25年12月の国家安保戦略でロシアおよび中国との「戦略的安定」の確立を優先課題として掲げた。トランプ氏自身、世界を非公式ないくつかの勢力圏に分割することが、これを実現する道筋となり得ると考えている可能性がある。”
そう考えるとC5(コア5)構想はその布石に思えます。アメリカ、中国、ロシアにインドと日本を加える。この緩衝材かつ自国に有利にさせるためのインドと日本がこれに参入することで、アメリカは中国やロシアに対抗するということでしょう。
そんなに簡単には行かないと思いますが。特にインドはBRICSでもあり、アメリカに酷い関税まで受けている上で世界一の人口をほこります。
ただこのような世界を3つに分けてあと2つはお前らにやろう的な構図はドラクエ1のラスボスとの世界を半分お前にやろうとの構図に似て、実現に乏しいと思います。
それなら、世界の「支配」ではなく「安定」させるというのであればそれもまた違う気がします。
“強大な国々がそれぞれの勢力圏を持つことで世界が安定するという考えは、一見するともっともらしい。だがそれは自国の運命を自国で決めるに値しないと見なされるような小さな国々の意見や利害を無視している。しかも、こうした国々にも主体性があり、ウクライナが示してきたように時に抵抗することもある。”
はじめにアメリカはそれだけ弱体化かしているのかと書きましたが、この考えや思想が弱体化しているのではないかと思いました。
資金を拠出しているしていないだけではないものを得る、価値を与える、世界を安定させるというのはディールでは果たせない、そんな気がします。
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