【トヨタ×外国人、挑む融合】
“日本ではすでに多くの産業が外国人なしで立ちゆかない。車産業(100万人)に必要な外国人労働者の比率を厚生労働省などの資料から試算したところ、α世代の多くが社会人になる40年、現在の3倍の27%まで増やさないと今と同規模(年800万台)の国内生産を維持できない。これまでの15年で2倍になったが、さらに速いペースが必要になる。拒んでいては4台に1台が造れなくなる。”
2040年には年800万台の半分400万台にまで減ってしまうとする記事もネットには出ていますが、もしそれが正確なら外国人労働者の問題だけなのか疑問です。
自動車業界における外国人労働者が現在4%で、2040年には3倍の27%まで増やせば年800万台の国内生産が維持されると書いていますが、3倍という数字には無理があるように思います。
少し別の話しですが、ベネズエラでの原油を掘りまくれとトランプ大統領は豪語していますが、ベネズエラは設備更新に多額のお金と期間がかかるそうで実現は遠い、という記事が載っていました。
思いとは別に実現が難しい局面があります。このベネズエラの原油問題の記事を見た時に皮肉な感じを受けてしまいました。躍起になって利権獲得したのに、残ったのは世界への不信だけ。
では数値は気にせずにまずは置いておいて、自動車業界に外国人労働者をどんどんと入れたら良いのでしょうか。
記事には以下のように書いています。
“外国人が目立ちはじめたのは1990年代。日本の外国人労働者問題を30年先取りする。労働者が高齢化し、孤独死も相次ぐ。日本人の住民は言う。「治安とかの問題はとっくに終わった。働かせるだけ働かせて切り捨てるようでは日本に外国人は来ない」”
これはどういう意味でしょうか。
外国人労働者問題を先取りすると書いていますが、これは一通り外国人労働者問題は終わったから、どんどん入れて行こう、というようには私には読めません。
外国人労働者を今まで働かせるだけ働かせて、切り捨て、孤独死にさせている。だから、やり方を変えるべき、変えてどんどん入れるべき、ということでしょうか。
今の現状では入れたらこうなってしまう、それなら入れられない、からどんどん入れて、とはならない気がします。
だから、「好例はスペイン」と書いてあります。外国人労働者をどんどんと入れるべきスタンスですね。
2040年代であれば自動運転車レベル4が普及し、レベル5がちらほら見えているぐらいでしょうか。自動車もハードウェアとソフトウェアの割合が近くになるにつれ、今の自動車の概念もガラリと変わっているでしょう。
その観点でいくと、車の生産台数は減っているのでしょうか、増えているのでしょうか。
今日の社説では日本はAIの出遅れが年々顕著であり、もっと取り組むべしと書かれていました。しかも、AIバブルを懸念しながらも、AIの普及はネットバブルの時と同じく減らないだろうからという理由で。
つまり、AIが普及するということは人手がいらないということになります。はたして、自動車業界は2040年の時にどれだけ労働車がいるのでしょうか。また、その労働者の内の外国人労働者はどれだけいるのでしょうか。
AIを普及させるのか、させないのか。させないから外国人労働者を2040年に必要といっているのか、AIを普及させても必要といっているのか。ハードウェアに近いぐらいにソフトウェアの割合が多くなるのに。