ちょっと言い過ぎだけど、こう思う理由を代理店時代に携わってきたプロモーションとの対比で書いてみたいと思います。
プロモーション=販売促進
文字通り、販売を促進する事が目的になるためこの言葉は「企業側のモノ」というイメージがあります。当然ですが、クライアントの商品が売れてくれる事を望み、それが使命である代理店の立場としては正しい捉え方です。ただ、世の中を俯瞰して見てみると既に日本には良い商品がたくさんあって、消費者からすれば「間に合ってますよ☺️」って事が殆どですよね。なので成熟したマーケットでは通信会社も家電や飲料も競合に負けぬよう「プロモーション合戦」が始まります。いわゆるCMやYoutube、Instagramなどに流れてくる広告の事をイメージしてくてれたら分かりやすいと思います。↓こんな印象ありませんか?
※「良い商品ありまっせー」プロモーション合戦のイメージ
消費者を振り向かせるために、大きな声で甘い言葉を投げかけてくるのが多くの広告です。例えあなたがその商品を必要と思っていなくても。
たまに、高級な洋服屋さんに行くと「このコートは、ケアして使えば一生ものなので15万でも高くないですよ」と店員さんから言われた事ありませんか?昔、オシャレが好きで常に洋服を買うための言い訳を探していた頃の僕は..「そうか、5年は使うと考えれな..1年で3万だから1日あたり82円か💡」「むしろ安い!」と都合よく考えては気持ちよくお買い物していました。
ただ、半年もすればそのお店からDMが届いて「〇〇さんにぴったりの新作のコートが入荷しましたのでぜひご来店下さい♪」と、時代を感じるお店からのハガキが嬉しくて純粋な僕はこれまたお店に行ってしまうのです。
話を戻すと、売る側にとっては僕のクローゼット事情やお財布事情がどうかなどは関係ないのです。先述した業種のCMでも「これさえあれば..」と言いながら翌年に新モデルを販売したり、「最強プラン」と言いながら翌シーズン更新したり、こうなるのは目線が売手だからです。
じゃあ、売る側はどう健全にビジネスを仕掛ければ良いのか?
3C分析は要素も最小限でシンプルかつ万能
別に新商品や広告を打つのが悪いと言ってるわけではありません。
「もうちょい買う側の心理にも配慮しようよ」という事にならないために、
大切になるので最初の分析(3C分析)です。この図も多くの方が詳細に解説してくれているので僕は触れませんが、この3つのCを捉える時に最初に抑えるべきなのがターゲットニーズです。(欲を言えば顧客インサイトであれば尚よし)大前提これを抑えていると何がよいかと言えば、もちろん顧客にとって価値がある事を出発点にできることです。
そんでもって、自社、競合..と分析していきますが、赤いとこはみんな狙ってくるので、圧倒的な認知度と資金力がなければ赤い海に飛び込むは危険です。最後に「競合にはなくて、自社にできること」という視点でズラすことで、その会社・ブランドのオリジナリティのある闘い方=成功のカギになると言われています。
マーケティングが上手くいっているブランド&商品は、消費者も「買わされた⤵」ではなく「買って良かった⤴」という肯定的な気持ちになっています。商品に出会えた事で消費者にもメリットがあり、良い買い物をしたなと思える事は素敵ですよね。結果、売る側にも買う側もどちらにも良い結果をもたらしていると言えます。
商品はエンドユーザーへの贈り物
きっと、多くのマーケターがそうだと思いますが、僕はその商品を最終的に使う人の事を考え、その人が笑顔になる瞬間を想像し「私たちからの贈り物です」という想いを込めて、世の中に送りだす事を心がけています。
なんだかキレイ亊で終わりたくないので追伸。
誰もが知るような大手の企業でも、上段で作られているべきマーケティング戦略がないまま「認知と売上につながるプロモーションを頼みます」とブリーフされる事は思いのほか多いです。その場合は、最も大事な顧客の理解(調査や分析)が抜けてる事があるので、短期的な売上げは上がっても、ブランドイメージは相対的にちょい下がり..などと施策に溺れてしまう事もあながち少なくありません。色んな要因や因果関係が絡むマーケティングは奥が深く、興味深いですね。