電子書籍の原稿を作成して、いざ出版しようプレビューしたら、
「なんか思っていた表示にならない」
「表示が崩れてる!」
となってしまうことが。
EPUBファイルには「リフロー型」と「固定レイアウト型」がありますが、
この違いを知らずに出版すると、完成後に
「こんなはずじゃなかった…」となったり
読者から
「紙面が読みづらい!」
といったレビューが付くことも。
今回はそれぞれの違いや特徴、向いているジャンル・用途別の選び方を解説します。
★ リフロー型って何?
「リフロー(Reflow)」は、文字やレイアウトが端末に合わせて自動で流れる形式のこと。
スマホで見ればスマホ用に、タブレットで見ればタブレット用に、画面サイズに応じて文字の折り返しや行間が変化します。
・ 文字サイズを読者が自由に変更できる
・ 画面に合わせて読みやすく最適化
・ データ容量が軽く、表示も早い
・ レイアウトの細かい調整には不向き
KDPへの登録は、リフロー型で作成されたEPUBファイル、もしくはWordファイルを直接登録します。
Wordファイルの直接登録は、あくまで簡易的な作成方法ですので、Wordで作成した見た目がそのまま反映されるわけではありません。
それは、Googleドキュメントで作成したEPUBファイルでも同じです。
★ 固定レイアウト型って何?
「固定レイアウト」は、紙の本のように見た目の位置やレイアウトを固定する形式。
図版の位置・背景・色・フォントなど、見た目を完全にコントロールできます。
・ 紙の本のようなデザインが再現できる
・ 画像・図解・文字の重ね合わせが自在
・ スマホだと文字が小さくなりがち
・ 端末の横スクロールなどが必要な場合も
紙面を画像化したり、PDFにしたのち、EPUBファイルを作成します。
★ ジャンル別・おすすめの形式は?
★ こんな失敗例にご注意!
・文字中心の本なのに固定レイアウトで作ってしまい、スマホだと読みにくい!!
・画像の見せ方を工夫したいのに、リフローだと表示崩れが起きてしまった!
このように、「どう読ませたいか」「読者がどんな端末で読むか」を考えることがとても大切なんです。
★ 書き終わった後に形式変更はできる?
できなくはないですが、手間はかなりかかります。
特に固定レイアウトで作ったものをリフローに変更するには、レイアウトをすべて再構成する必要があります。
最初の段階で「どっちでいくか」を決めておくと、無駄なく制作が進められます。
★ 迷ったら相談OK
「形式の違いはわかったけど、実際の原稿に合うのはどっち?」
「画像が多いけど、リフローでもいける?」
そんなときは、お気軽にご相談ください。
原稿内容や目的に応じて、適切な形式と制作方法をご提案できます。