kindleで出版する原稿をGoogleドキュメントで作成されている方も多いと思います。
Googleドキュメント、便利ですよね。
Microsoftのアカウントを作る必要もないし、使い方もカンタン。
原稿を書たら、「ファイル」→「ダウンロード」→「EPUB形式(.epub)」と選べば、すぐにEPUBファイルが作れる。
――これ、確かに便利なんです。でも本当にそのまま使って大丈夫なのでしょうか?
今回は「GoogleドキュメントでEPUBを出力する方法」と、「実際に出版に使うにはどうか?」という観点から、メリットと注意点を解説します。
★ あくまで“簡易的な出力手段”です
Googleドキュメントから出力されるEPUBは、シンプルな構造で簡易的に作られたものです。
装飾や画像の少ない本であれば、そのままKDPにアップしても問題ないでしょう。
ただし、それは「最低限の形式」として動作しているにすぎません。
そのまま出版した場合、こんなトラブルファイルで送り出している可能性も。
・ 見出しや目次が反映されていない
・ 改ページや段落の位置がずれている
・ ルビや縦書きが使えない
・ 文字サイズや余白がバラつく
・ 画像が大きく(小さく)表示される
・ Kindle端末で表示が崩れる
特に日本語での「縦書き」ができないというのは、縦書き書籍に慣れ親しまれている国内向けの出版にはかなり痛手。
それに「装飾表現」には弱く、そのまま登録すると読みにくい電子書籍になってしまう可能性が高いのです。
★ GoogleドキュメントEPUBはこんな人向け
・ とにかく急いで試したい
・ お試しの1冊目で装飾にこだわらない
・ 自分用・テスト用にEPUBを作ってみたい
逆にいえば、本格的な出版や販売を目的とするなら、専用ツールやプロによる整形が望ましいと言えます。
★ “読みやすさ”が出版の価値を決める
「中身が良ければ見た目は気にしなくていい」と思う方もいるかもしれませんが、実は違います。
特にいまは『電子書籍を出版する素人が多くなっている』と認識され始めています。
そのため、表示が崩れているだけで、素人出版とみなされ、離脱されてしまうことも少なくありません。
つまり、EPUBの品質=本の読みやすさ=読者の満足度なんです。
★ 出力したEPUBを整えるには?
もしGoogleドキュメントで出力したEPUBファイルでなんとかしたいという場合、以下のような対応を取ることで出版品質を高めることができます。
・ 専用ソフトで再構成(Sigilなど)
・ 画像のサイズ調整
・ 表紙や奥付などを正しい位置に挿入
・ 不具合チェックツール(Kindle Previewerなど)で表示確認
…ですが、これらはある程度の知識やツール操作が必要になります。
つまりまとめると、便利だけど過信は禁物!ということですね。
・ GoogleドキュメントでEPUB出力は「最低限」の手段
・ 見た目や構造に不安がある場合は、そのままKDPに出すのは避けた方が無難
・ 長く読まれたい本なら、“読む人の視点”で整えるのが大切
ちなみに、これらはWordで作成した原稿でも同じことが言えます。
【 EPUB制作のサポートもご用意しています 】
「自分でやったけどうまく表示されない」
「どこをどう直せばいいかわからない」
そんなときは、原稿を元に、整ったEPUBを作成する代行サービスも承っています。
まずは原稿を見てのご相談だけでも歓迎です。