「どうして当たるんですか」
鑑定のあとに、そう聞かれることがある。
正直に言うと、私にもわからない。
易経には、64の卦がある。
陰と陽、この、たった2つの要素を6段重ねると、それぞれ異なる形状の64通りの卦が生まれる。
この64の卦に、人が生きる上で直面するほとんどが収まっている。
どんなに平凡で排他的な人生を送っている人であっても、
進む、待つ、退く、羨む、離れる、近づく、
争う、失敗する、成功する、助ける、助けられる、
喜ぶ、楽しむ、悲しむ、驚く、無になる…
あの時、こんなことで人を羨んだ、これはチャンスかもと思った…くらいの感情の機微は起こったことがあるはずだ。
易は、3000年にわたって人間が積み上げてきた、行いや現象の「型」の集積ともいえる。
今この瞬間、あなたが人生の、この宇宙のどの場所にいてどのようなはたらきをしているのか。
それを64卦によって映し出す。
未来を当てるというより、今を正確に読む。
だからこそ、
次に何をすべきかが見えてくる。
ただ、ひとつだけ正直に伝えなければならない。
もし易が本当に未来を完璧に当てられるのなら、
易を使って国政を決めていた国が滅びるはずがないし、
易で戦法を練っていた将軍が、敗れるはずがない。
卦が「ただちに退け」と示していても、進まなければならないときもあったのだろう。
あるいは、出た易を易者が読み間違えることもある。
易は万能ではない。
運命を変える魔法でも、神託でもない。
それでも私が易を使い続けるのは、
「今いる場所」を知ることが、
何もしないより、確実に次の一手を助けてくれるからだ。
3000年分の人間の知恵が、あなたの今を映し出す。
それだけで、十分だと思っている。
来月から、新年度が始まります。
心機一転、これからの半年間を、少しだけ見通しておきたい方へ。
Ajaの易占いでは、半年間の流れを月ごとに読み解く鑑定を行っています。
月ごとに、どんなテーマで過ごせばいいか。4月からの上半期を見渡す手がかりとして、必要な方に届けばうれしいです。
それでは次回までごきげんよう。
あなたの幸せを願って…
Aja☆彡