言向け和す精神
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出口王仁三郎の記した霊界物語は、
素戔嗚の言向け和す精神が根幹となっています。
霊界物語のある章にこのようなシーンがあります。
三十五教(あなないきょう)の宣伝使が、
(主の神の教えを広める霊界物語の主役たち)
手には短刀を持って邪神と対峙し、
こう言った。
「すみやかに前非を悔いて三十五教に従え」
「返答はいかに」
と改心を迫る。
追い詰められた邪神は、
大蛇となり、雲を起こし、
雨を呼び、風に乗って、
東の空に姿を隠した。
このシーンですが、
三十五教の宣伝使は、
素戔嗚の使いで、
主の神、真の神の使い。
その使いが短刀で改心を迫るとは・・・
これは脅迫。
どこが一体言向け和すなのか。
この宣伝使は、まだ駆け出し、未熟。
霊界物語には、邪神がこのように
三十五教の宣伝使に追い詰められて、
逃げて行くシーンがたびたびあります。
このようなケースは、
宣伝使のやり方に問題がある場合が多い。
やり方が良い場合には、
相手は改心している。
やり方が良い場合とは、
言向け和す精神が行われているという事です。
言向け和すは「向け」なので、
もともと相手は向うを向いているのです。
敵対している関係です。
それを言霊により和すのが、
言向け和す事です。
そして、相手を言向け和そうとして、
言向け和しているのではありません。
第三者がその状況を見て、
言向け和していると
客観的に捉えているだけで、
当人は誠を持って
相手と対峙しているだけなのです。
素戔嗚は多くを語りません。
未来を達観しており、
わかっていても何も語らず試します。
こうして試されながら、
宣伝使は成長していくのです。
改心についてですが、
相手を憎しみ、滅ぼし、
我よし、強いもの勝ちの神ではなく、
相手を愛し、助ける神が真の神です。
この真の神に改心する事ですので、
改心とは神観を変える改神でもあります。