「うつ病」と闘う人々に光が届く未来を

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コラム
日本の「精神疾患者数」は400万人を超えており、
「うつ病患者数」は100万人を超えています。(2017年当時127万人)

うつ病は、研究の過程で「脳の神経伝達物質・神経細胞に支障が出て発症する病いである」と示唆されています。


知名度だけは高いのですが、まだまだイメージだけで語られている部分も多く、「うつ病は甘え」などの認識の方もまだまだいらっしゃいます。

インターネット上での無料相談に
「ネット出来ているんだから働けるでしょ?うつ病は甘えです。」
などの回答を見ると危険極まりないと思います。
そのひと言は、うつ病で苦しむ相談者の症状を悪化させる大失態です。
希死念慮(自殺を考える)も症状であり、自殺を実行に移してしまうといった
命に係わる病気です。
遊び半分で回答するのは殺人行為であると思ってください。
うつ病を経験した私からの切なるお願いです。


先日、現在活躍されている精神科医の著書を読みました。
とても読みやすく、参考になる本も紹介されていて、
さすが為になるなぁ・・・と感心しながら拝読させて頂きました。

ストレス対応本なのですが、
メンタル疾患についても後半に触れてあり、
効果的な行動改善なども大変参考になります。

ただ、「メンタル疾患は100%治るのは無理である」という箇所に
「私は違う感覚ですよ」と補足したいです。
再発の確率も高く、復帰するまでの期間も人それぞれです。
「100%は無理」と認識しておいたほうが治療は進むということも現場の真実かも知れません。
また、私においても再発しないとは言い切れません。
あんなに辛く苦しい病気なんて大金積まれても2度と嫌ですが。

でも治る病気だと信じています。
私は治ったのだと信じています。
希望を真実にして前に進みます。

私が診ていただいた精神科のお医者様はお二人です。
どちらの医師にも「治らないのでしょうか?」と尋ねました。
私はどこかの情報で"完治しない"とインプットしたのだと思います。

お一人は、私の目を真っ直ぐに見て「治ります。」と力強く仰いました

もうお一方は「うつ病の記憶に引っ張られるから再発しやすい病気ですよ。治るというより落ち着いた症状で暮らしている、と考えた方が良いでしょう。」と仰いました。

「治ります」に希望をもらい、「再発しやすい」という言葉に引きずられないようにしようと肝に銘じています。
人は言葉に洗脳されます。

寛解(かんかい)から5年近く経った今の私の現状を申し上げます。
元気です。
うつ病前よりも物事を楽しんでいます。
新しいことにもチャレンジしています。
そして、どうしようもない理不尽なストレスからは
逃げていいのだということを知りました。


私は「うつ病」の期間を
〝さなぎであった期間〟ではないかと思います。
暗く身動きが取れず孤独感に包まれている。
その時は辛いけれど、実は成長の過程であり貴重な時間なのである。
さて、そこを抜け出すと違う角度の世界が見えます。
以前より体が軽く伸びやかで広く景色が見えます
実際に「うつ病」であった頃と比べると、健康であるという体は軽い!
嬉しいほどに軽いのです。
雨が降ってきて「この雨は危険だ」と察したら雨の当たらない場所に逃げます。
景色は良く見えているので、以前より逃げ場所は見つけやすい。
しかも、さなぎになる前にはなかった「命が大切、逃げるべきセンサー」が搭載され察知しやすい

間違いなくパワーアップした自分がいます。
このことを補足しておきます。


「うつ病」はささいなストレスから発症するものではありません

・真面目に責任を全うし役に立とうと懸命に強いられた過酷な任務をこなす。

・暴力や差別・いじめに、負けるもんか絶対に屈しない!と抗うけれど、理不尽にもそれは無常に続き心を蝕む。

・母親が「これは私の務めだ」と育児に真摯に取り組み、
けれど幼子の泣く姿、日々の睡眠不足、蓄積される疲労・孤独さに無力感を感じ途方に暮れる。

他にもありますが、いずれも決してささいなストレスではありません。
そこに至るまで、頑張って頑張って頑張って、頑張り過ぎた結果です。
「誰だって悩みはあるんだから、くよくよしたらダメよ。」
「もっと強くならなきゃ。」
「病は気から。気の持ちようよ。」
「頑張って治してね。」
励まそうとしているのかもしれませんが、逆効果です。

くよくよしている訳ではなく病気がそうさせているのです。
健康であれば痛くも痒くもない言葉や態度が凶器となって刺さります

強い・弱いの基準は何でしょう?
個人個人、得意・不得意はあります。
何に対して弱いか強いか、これも個人個人違います。

がん細胞が発見された患者さんに「気の持ちよう」とは言いませんよね?
「うつ病」は「こころの癌」とも言われる病気です。

そして、「うつ病」を患っている人は、自分の中でずっと闘っているのです。
頑張っていないように見えるでしょう。
しかし、その人の中で何が起こっているかというと、
深く暗い暗い闇の中、強く襲ってくる自己否定感、絶望感、無力感…
ありとあらゆるネガティブな感情が襲ってきています。
病気がそのような感情を次々と寄こしてくるのです。
「死んだ方がいいんじゃないの?」
「おまえなんてダメだよ。」
そいつらはそんなことを次々と投げつけます。
でも、頑張って頑張って頑張って闘っています。
頑張って、頑張って生きています
「頑張って」は「まだまだ頑張れる、頑張りが足りない、頑張ってない」
と聞こえます。本当に性質の悪い病気なのです。


では、どうしたらいいのでしょう。
「大丈夫、もう頑張らなくていい、自分を責める必要は微塵もない。
あなたは悪くないもの。いつだって今だってあなたが大好き。あなたが生きていることが嬉しい。」
そんな気持ちが少しでも感じられると闘病の重みが緩和されます。



もしも、うつ病で苦しんでいる方がこれを読んでくださったなら
私はあなたに伝えたいです。

こんなに辛く厄介な病気であるにも関わらず、
今現在、あなたは生きることを続けている。
それは本当に凄いことです。
大いに自分を褒め称えるべきことです。

その闇に光が差す日が必ず来ます。
焦らない、焦らない。
深呼吸して、深呼吸して、ゆっくりしましょう。
自分をいじめてはいけません。
そんなに頑張っている自分を否定してはいけません。
あなたは決してダメな人間ではない。
命と向き合う尊い精神の持ち主です。

『頑張ってるな自分、偉いな自分、素晴らしいよ』
さぁ、自分を褒めて優しくしましょう!!

私もあなたを同じ空の下で力いっぱい褒めます。
どうか届きますように。




長いブログでした、お読みくださったことに深く感謝申し上げます。



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