堅そう、難しそう、融通きかなそう
人の気持ちをおもんぱかってくれなさそう(失礼)
と思われがちなお仕事ってありますよね。
いわゆる士業などは
そういったイメージを持たれやすいと
とある社労士さんから聞いたことがあります。
その方、とってもやさしい笑顔のジェントルマンで
ご自分で撮った野鳥の写真を事務所に飾っている
素敵な方なんですが、
いかんせん、お仕事が堅い。
社労士ですから。
その方に会うまで社労士って
一体なにをされているのか
皆目見当も付きませんでした。
「あーなんかこう・・・
お役所の担当の人とかと
どうのこうのしながら
難しい項目ばっかりの
『お役所産地直送です』って感じの書類に
いろいろと記入したり提出したり
印鑑押したりとか、そういうお仕事なのだろう」
と、全然具体的ではないイメージしかありませんでした。
「まさにお役所仕事って感じなんだろうな。
マニュアルや六法全書かなにかを片手に
それに沿ってしか行動しないんだろう
・・・どんな仕事してるかは知らないけど」
とまで思っていましたとも。
いや、我ながらめちゃくちゃですね。
社労士の皆様には心よりお詫び申し上げます。
そんな私の無知と偏見を泣いて恥じるほど
社労士さんとは、生活に困っている人のかわりに
難解な法律や決まりごとを駆使して
国や自治体から受けられる
保護や援助の手続きを行ってくれる
正義の代行人(ジャスティス・エージェント)なんですよ。
ちなみにジャスティスエージェントは
今私が勝手に作った言葉です。
ちょっと恥ずかしいので
あまりよそで使わないでくださいね。
そんな困った人を救うお仕事なのに
社労士の仕事を具体的に知っているのは
社労士ご本人か
社労士にお世話になった人か
社労士を目指している人くらいじゃないでしょうか。
正義の代行人とはいえ
それが生業なわけですから
お客さんがこないと
仕事にならないわけですよ。
お客さんが来ないと
お金が稼げない。
飯の食い上げです。
お客さんに来てもらうには
自分が「社労士です」と
社労士を必要としている人に
知ってもらわなければいけないですよね。
さて、社労士さんのサービスを
必要としている人は実はたっくさんいるんです。
病気でお仕事ができない方
障害をお持ちの方
年金を払っていれば
補助が受けられる可能性、極めて大です。
けれど、社労士さんに依頼する、
というところまで
たどり着かない。
今どきグーグル先生にお伺いすれば
どさっと出てくるのに、です。
なぜかというと
手続きが難しそうだから。
病気の話をするのが恥ずかしいから。
補助なんて受けられないと一蹴されるかもと
怖いから。
そして、自分や家族の困りごとと
社労士さんに依頼するということが
紐付かないから。
お客様が来ない社労士さん。
イメージを柔らかくする方法として
「イラスト」「マンガ」「動画」を使う方法があります。
どうしても多くを正確に実直に伝えたいと思うあまり
社労士さんの紹介関係のページは
文字が多い場合をよく見受けます。
法人相手なら、
そのほうが信頼感という強力なイメージを
アピールしたほうが話が繋がりやすいかもしれません。
が、病気や困りごとで心身が弱っている個人の場合
まずは「怖くない」ということをアピールするのは
いかがでしょうか。
イラスト描きをしている私からの
提案です。
ご相談があれば何なりと!