許したい。でも、どうしても許せない。

許したい。でも、どうしても許せない。

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「もう、許してあげたら?」
誰かにそんなことを言われた経験はありませんか?

言っていることは分かるんです。
いつまでも怒っていても疲れるし、過去にこだわっていたって仕方がない。

できることなら、さっさと忘れてしまいたい。

でも……。

許せるものなら、とっくに許してるんですよね。
それができないから困っているんです(笑)

そもそも、許すって何でしょう?

相手がしたことを、なかったことにすることでしょうか?
もう怒らないと決めることでしょうか?
それとも、また仲良くすることでしょうか?

実は、この3つは全部違います。

相手のしたことは、なかったことにはできません。
怒りが残っていてもいいし、もう一度仲良くする必要だってありません。

それなのに、わたしたちは「許す」という一つの言葉に、いろいろなものを詰め込んでしまいます。

だから、余計に難しくなるんです。

例えば、信頼していた人に裏切られたとします。
相手はもう忘れて、普通に生活している。

なのに、自分だけが何度も思い出して腹を立てている。
これ、悔しいですよね。

しかも、夜寝ようとした瞬間に限って思い出すんです。
昼間はあんなに忙しかったのに、なぜ今?

脳って、本当に余計なところで働き者です(笑)
そして、そんな自分にまた腹が立つ。

「いつまでこんなことを考えているんだろう」
「いい加減、忘れなきゃ」

こうして、相手に傷つけられたうえに、今度は自分で自分を責め始めてしまうんです。

でも、ここで一つ考えてみてほしいことがあります。
許せないという気持ちは、それだけ大切にしていたものがあった証拠でもあるんです。

信じていたから、裏切られて悲しかった。
大切にしていたから、雑に扱われて悔しかった。
分かってほしかったから、無視されて傷ついた。

どうでもいい相手なら、ここまで苦しまなかったこともあるでしょう。

だから、許せない自分を責める前に、
「それだけ大切だったんだな」
と、自分の気持ちを認めてあげてほしいんです。

そして、もう一つ。
相手を許すことと、自分が幸せになることは、別の話です。

相手を許さなければ幸せになれない。
そんなルール、誰が決めたのでしょう?

許せない相手がいても、おいしいご飯を食べていい。
楽しい旅行に行っていい。
好きなことをして笑っていい。

幸せになるために、相手から許可をもらう必要なんてありません。

わたしが行っているインナーチャイルドヒーリングでも、過去の出来事によって抱えてきた感情に目を向けることを大切にしています。

無理に忘れたり、許したりするためではありません。
まずは、傷ついてきた自分の気持ちを大切にするためです。

許せない気持ちは、今日すぐに手放さなくてもいい。

ただ、その出来事のために、これからの楽しい時間まで全部差し出さなくてもいいんです。

許せる日が来たら、それでいい。

来なかったとしても、それでいい。

相手を許せなくても、自分には幸せになることを許してあげてください。

これまで十分、苦しんできたんですから。

これからは、少しずつ自分のために時間を使っていきましょう。

過去を変えることはできません。

でも、これからの人生を、誰のために使うかは選べます。

許すことを急ぐより、まずは自分を幸せにすること。

それが、今のあなたにできる一番優しい選択なのではないでしょうか?


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