本日のカードは「悪魔」になります。
「黎明の子、明けの明星よ。あなたは天から落ちてしまった」
堕天使の筆頭格、ルシファーをモチーフにしているわけではありませんが、悪魔はそもそも神様の側、光の天使だったのです。
このカードは、人間の欲望の負の面にスポットを当てていると言われます。
どこからともなく湧き上がる想い、自分では向き合いたくない感情や欲望との戦いです。
または、現状に満足してしまい惰性で生きるということも意味します。
良くないなと思いながら続けてしまう関係もそうです。
心が弱っている時に出てくるカードです。
また、泥沼化する前、黄色信号のように、このまま進むと危ないよと注意喚起してくれる親切なカードです。
その証拠にゆるい鎖で繋がれている男女は、抜けようと思えばいつでも抜け出せるのに、自分の意思で留まっています。表情も全く不幸ではなさそうです。
「恋人」のカードと構図が似ており、素敵な異性との出会いや、お相手との関係を示唆しますが、悪魔が違うのはなんでも「過ぎる」ことです。
惹かれすぎる、好きすぎる、会いたすぎるなどです。
象意が衝撃的に強く出ます。
自分では制御不能な欲望に引っ張られます。
逆にいうと、二人は幸せなのかもです。
燃え上がり、盛り上がっていて、周囲には幸せそうにみえるし、実際そうとも言えます。
お互いに必要な心の埋め合わせができているのですから。
なので、悪魔というのは頭がすごく良いので巧妙に人の心を支配します。
大天使ルシファーは美形で頭が良く男らしくフェロモンの塊だったようなので、僕でも好きになっちゃいます。
時には燃える恋愛に身を任せるのも良いですが、気づいたら沼にはまり込み、「抜けられなくなったんですけど?これってなんていう沼ですか?」という状況にならないよう、ほどほどに遊んでくださいね。
では、今日も素敵な一日を。