「御社の理念に共感しました」で止まっていませんか
転職活動で、一番手が止まる場面のひとつが志望動機です。
「なぜこの会社なのか、うまく書けない」
「どこにでも当てはまりそうな内容になってしまう」
「そもそも、志望動機って何を書けばいいのかわからない」
求人を見て「ここ良さそう」とは思える。
でも、いざ言語化しようとすると、「御社の理念に共感しました」くらいしか出てこない。
そのまま書いて送ったら、また書類選考で落ちてしまうかもしれない
——そんな不安を抱えながら、書類を前に止まっている方へ。
採用選考200件超を経験してきた元人事として、採用担当者が志望動機で実際に何を見ているかを正直にお伝えします。
採用担当者は「熱意」を読んでいるわけではない
「志望動機は熱意を伝えるもの」と思っている方が多いです。
でも実際は違います。
採用担当者が志望動機を読むとき、確認していることはシンプルです。
「この人は、なぜ他ではなくうちなのかを、わかって来ているか」
これだけです。
熱量が高い文章でも、「どこにでも送れる内容」だと伝わった瞬間、印象は薄れます。
逆に、淡々とした文章でも「この会社でなければならない理由」が具体的に書かれていれば、採用担当者の目に止まります。
採用担当者は毎日大量の書類を見ています。
「うちのことを調べてきた人」と「テンプレートを送ってきた人」の差は、30秒で見抜かれます。
あなたの志望動機は今、どちらに近いですか?
「なぜこの会社?」に詰まる本当の理由
「志望動機が書けない」という状態には、2つのパターンがあります。
パターン①「その会社のことをまだ調べていない」
企業研究が浅いまま志望動機を書こうとすると、必ず詰まります。
その会社にしか書けないことがないと、どこにでも送れる文章になってしまいます。
解決策は、企業研究を深めること——事業内容・理念・社員インタビュー・採用ページ・ニュースリリースを読み込むことで、「この会社だから」という言葉が出てきやすくなります。
パターン②「自分が何を求めているかが言語化されていない」
これが、多くの人が見落としているパターンです。
「なぜこの会社か」を言語化するためには、先に「自分は何を大切にしているか」「どんな環境で力を発揮できるか」が言語化されていなければなりません。
自己理解が浅いまま企業研究だけを進めても、「御社の〇〇という取り組みに共感しました」という薄い文章しか出てきません。
採用担当者に「この人は本当にうちに来たいのか」と感じさせるためには、「自分の価値観」と「会社の特徴」が具体的につながっている必要があります。
採用担当者の目に止まる志望動機の構造
採用選考の現場で「この人に会いたい」と思わせた志望動機には、共通した構造があります。
① 自分の経験・価値観から始まる
「私は〇〇という経験を通じて、△△を大切にして働くようになりました」という書き出しです。
過去の経験から生まれた価値観が書かれていると、採用担当者は「この人のことが少し見えた」と感じます。
② その価値観と会社をつなげる
「御社の〇〇という取り組みは、私が大切にしている△△と重なる部分があります」という接続です。
ここが「この会社でなければならない理由」になります。
企業サイトの理念ページに書いてあることをそのまま引用するのではなく、「なぜ自分にはそれが響いたのか」まで書くと、一気に解像度が上がります。
③ 入社後にどう貢献するかで締める
「御社で〇〇に取り組むことで、私の〇〇という経験を活かしたいと考えています」という着地です。
採用担当者は「採ったらどうなるか」を常に考えています。
「貢献したい」という言葉だけでなく、具体的に何をしたいかまで書けると、イメージが湧きます。
つまり、志望動機が書けないのは「自己理解」と「企業研究」がつながっていないからです
少し自己紹介をさせてください。
社会福祉士・精神保健福祉士・保育士の国家資格を持ち、人事・採用の実務経験(採用選考200件超)があります。
ココナラでの相談実績は500件以上、全プラットフォームでは1,500件以上。2024年9月からプラチナランクを継続中です。
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「なぜここか」が言葉になると、転職が変わる
志望動機が書けないのは、熱意が足りないのでも、文章力がないのでもありません。
「自分の価値観」と「この会社」をつなぐ言葉が、まだ見つかっていないだけです。
その言葉が見つかると、書類が変わります。
書類が変わると、面接が変わります。
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