「自分がわからない」と感じるのは、育ちの中で「自分」を後回しにしてきたからかもしれない

「自分がわからない」と感じるのは、育ちの中で「自分」を後回しにしてきたからかもしれない

記事
コラム

「自分がわからない」という感覚、ありませんか

好きなものを聞かれても、すぐに答えられない。
「どうしたい?」と聞かれるたびに、相手の顔を見てしまう。
自分の意見を言おうとすると、「これで合っているのかな」と不安になる。

「私って、何がしたいんだろう」
「自分の気持ちが、よくわからない」
そう感じながら、気づいたら相手に合わせることが当たり前になっていた。

「自分がわからない」という感覚は、性格の問題でも、意志が弱いからでもありません。
育ちの中で、「自分」を後回しにせざるを得なかった経験が積み重なってきた結果であることが多いです。

なぜ自分がわからなくなるのか

精神保健福祉士として、自己理解や自分軸に関する相談を多くお受けしてきました。
「自分がわからない」と感じている方の多くに、共通した背景があります。
子どもの頃、自分の気持ちより「場の空気」や「親の感情」を優先することが、日常になっていた経験です。

たとえば、親の機嫌を損ねないように行動することが当たり前だった。
感情を出すと否定されてきた。
「あなたのため」という言葉の下で、自分の意思を持つことを許されなかった
——そういった環境の中で育つと、子どもは「自分の気持ち」より「相手の気持ち」を読むことを先に学びます。

アダルトチルドレンと呼ばれる状態には、この「自分を後回しにしてきたパターン」が深く関係しています。

大人になってからも、その習慣は続きます。
「どうしたい?」と聞かれるたびに、まず相手の顔を見てしまう。自分の意見より「正解」を探してしまう。
気づいたら「自分の気持ち」へのアクセス方法を、忘れてしまっている。

自己否定や自己批判が強くなりやすいのも、同じ理由からです。
「自分の感覚より相手や周囲の判断が正しい」という無意識の学習が、「自分はダメだ」という自己批判のパターンを作りやすくします。


仕組みを知ると、変えられる

「自分がわからない」という状態は、自己肯定感が低いからでも、意志が弱いからでもありません。
「自分の気持ちを後回しにすることで、生き延びてきた」
——その適応の結果です。

だから、変えられます。
「自分がわからない」のは、「自分の気持ちへのアクセス方法を学んでこなかった」ということでもあります。
学んでこなかったことは、これから学べます。
自己理解は、気づきと練習で少しずつ育っていくものです。


変わった先の姿

「どうしたい?」と聞かれて、相手の顔を見てしまう」で悩まなくなります。
「自分はどう感じているのか」に気づくための感覚が、少しずつ育っていきます。
相手の反応を確認してから答えるのではなく、自分の内側から言葉が出てくるようになります。
「自分の意見を言うと、これで合っているのかと不安になる」で悩まなくなります。

自分軸が育ってくると、「相手にどう思われるか」より「自分がどう感じるか」を基準に話せるようになります。
不安が完全になくなるわけではありませんが、不安に飲み込まれなくなります。
「自分が何をしたいのか、わからない」で悩まなくなります。

自己理解が深まると、「好きなもの」「大切にしていること」「心地よい状態」が少しずつ言葉になってきます。
自己実現に向けて動くための土台が、整っていきます。


なぜ変えられるのか、そして私のこと

社会福祉士・精神保健福祉士として、心理学・精神医学・家族支援等を体系的に学んできました。
「自分がわからない」「自己批判が止まらない」「自分軸がない」
——これらは、認知行動療法(CBT)や自己理解などのアプローチを通じて、少しずつ変えていくことができます。

「思考のクセに気づいて、新しいパターンを育てる」という専門的な根拠に基づいたサポートです。

加えて、人事・採用の実務経験から、「仕事の場での自己否定パターン」や「職場での自分軸の持ちにくさ」についても、現場の視点で理解しています。

さらに人事・労務の実務経験から、「職場での自己否定パターン」「仕事での人間関係の消耗」を、現場の視点でも理解しています。
心の仕組みを知る専門家として、かつ仕事の現実を知る立場として——両方から関わることが、私のサポートの強みです。


「自分」を取り戻す時間

思考整理コーチングでは、「なぜ自分がわからなくなったのか」の仕組みを一緒に整理しながら、自己理解自分軸を育てていきます。
ただ話を聞くだけでなく、「自分の気持ちへのアクセス方法」を一緒に見つけていく時間です。
1回のセッションで終わりではなく、継続的に関わることで、少しずつ「自分がわかる」状態へ近づいていきます。

こんな方に向いています。
・「自分がわからない」がずっと続いている
・相手に合わせることが当たり前になっていて、疲れてきた
・自己理解を深めて、自分らしく生きていきたい
・「変わりたい」という気持ちはあるけど、何から始めればいいかわからない

「整理されていない」状態のまま来てください。
それがスタートラインです。

「自分がわからない」は、変えられる

ずっと相手を優先してきた。
自分の気持ちより、周りの空気を読んできた。
それは、弱かったからではありません。
その環境の中で、精一杯適応してきた結果です。

でも、これからは違う選択ができます。
「自分がわからない」という感覚は、「自分を後回しにしてきた時間の長さ」と同じだけ、「自分を取り戻す時間」で変えられます。

ゆっくりで大丈夫です。
一緒に、整理していきましょう。

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