責務を全うする

「人生100年時代」を応援するライフステージコーチのタムシンです。

普段は都内の民間企業で、新規事業開発のリーダーをしています。

コーチングを使って自身のリーダーシップ開発を実践しながら、副業としてコーチングセッションを提供しています。

職責を知ってますか

　『鬼滅の刃』無限列車編に登場する煉獄杏寿郎の名言「俺は俺の責務を全うする！！」に涙した人は多いのではないでしょうか？。私は映画館に２回行き、DVDも購入して繰り返し見るほど大好きなシーンです。

　煉獄さんの責務は柱として果たすべき役割のことですが、組織で働くリーダーの責務が明文化されているのはご存じでしょうか？

　会社は、職位ごとに果たすべき役割を「職責」として規定しています。内容は会社によって異なりますが、職位が上がるにつれて求められる役割の難易度は上がっていくはずです。

・職責は、読んだことはあるけど、よく覚えていない
・上司との面談で職責を一応は説明されるけど、普段は意識していない

という方が多いのではないでしょうか？

わたしもプレーヤーの時はそうでした（汗）

現実の仕事は、書かれているような抽象的なものではないし、杓子定規なルール通りでもない。読んだって仕事ができるようになる訳じゃない。

そんな風に軽く考えていました。

リーダーにとっての職責

でもリーダーとして評価する側になってみると、職責の重要性がわかりました。

いくら目立って秀でた業績をあげたようなメンバーでも、会社が求める職責を果たしていなければ評価はできません。

組織は、各メンバーが職責を果たすことで秩序が保たれます。

組織に職責がなければ、上司の指示はあいまいになり、部下は指示に従いません。

組織が乱れると、取引先や顧客から信頼されなくなり、最終的に組織は滅んでしまいます。乱世であれば組織の崩壊は死を意味します。

現世でも不甲斐ないリーダーのせいで乱れた組織にいるメンバーはたまったもんじゃありません。

リーダーは特に、職責を理解しておきたいです。

昇格すると「偉いポストに就けた」と満足して、「これでやっと楽できる」と思うかもしれません。

でも管理職として求められる職責は、むしろ重くなり楽どころか大変になるはずです。

「え？ここまでやるの？」
「これも私の仕事だったの？」

というような役割も増えていきます。

そして偉くなるほど、周囲からフィードバックを得るのが難しくなります。

言われなくなったと安心してはいけません。

正面切って指摘されなくなっただけで、偉くなるほど周囲の見る目線はむしろ厳しくなります。

孔子は

「必ずや名を正さんか」

という言葉を残しています。

自分のやるべき仕事は責任をもってやり遂げなさい。役職に就いたならその覚悟を決めなさい、という意味です。

これを機に、自分の職責を確認してみませんか？

役職に就いたひとほど職責が重くなります。

昇格して上に行っても楽できるものではありません。

それでも周囲に推されて昇格してきたのです。

何かを為して欲しいと期待されて昇格したはずです。

自分のやるべきことは何だろうか

職責を眺めながら、成すべきことを改めて自覚できる良い機会になるはずですよ！

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タムシンコーチのプロフィール

人生100年時代を応援するライフステージコーチのタムシンです。

副業プロコーチ。普段は民間企業で新規事業開発を担当する40代マネージャー。対話を通じて悩みや不安、ストレスを生じさせる問題を探り、目標達成をお手伝いします。皆さまの成長がなによりの喜び。コーチング組織CTIの応用コース修了。コーチング×MBA×ポジティブ心理学のかけ算を実践中