円高を嫌気して手仕舞い売りに押されるだろう!! 日々是相場-朝刊-

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日々是相場 -朝刊-2020年10月22日(木)
NYダウ    28,210.82 ▼ 97.97
NASDAQ  11,484.69 ▼ 31.80
CME(シカゴ市場)日経平均先物終値 23,550 円 ▼ 100 円
NY為替      104.54 円 ▼ 0.93 円
日経平均  23,639.46 円 △ 72.42 円
本日の「朝一番!」動画

朝のライブ配信 -今日の相場見通し-  (8:35開始です、この時間以外でも見られます。)

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☆ 米国市場 ☆
好決算で大きく変われるものも見られたが総じてさえない展開
 追加の経済対策期待や好調な決算発表を好感して買い先行となったが、一方で芳しくない決算発表などもあって上値が重く右往左往する相場展開となった。結局最後は手仕舞い売りに押されて総じて軟調な展開となった。
 引き続き決算発表に反応して一喜一憂となっている。ハイテク銘柄への司法省からの追及などに特に反応することもないが、買われすぎている銘柄も多いだけに指数の上値は重いのだろう。さらに決算発表が本格化するなかでまだまだ右往左往することになるのだろう。
 個別にはスナップチャットが予想を上回る決算を発表して大きく買われ、フェイスブックも大幅高、アルファベットやツイッターも堅調となった。トラベラーズが大幅高、ディズニーも堅調だった。一方、ネットフリックスは大幅安、テスラやアップルも軟調だった。
☆ 本日の相場 ☆
 昨日の日本市場は米国株高を受けて買い先行となり、堅調な展開となったが、23,700円を付けると売られるという展開で上値も重くなった。上値の重さが嫌気されると手仕舞い売りに押されるということで堅調ながらも上値の重い展開となった。
 米国株が軟調となったことや為替が円高となったことから本日の日本市場は売り先行となりそうだ。決算発表を前に積極的に買い上がり難いなかで買われすぎ銘柄を中心に手仕舞い売りに押されることになるだろう。一方で空売りが積み上がっている銘柄がまだまだ多く、買戻しを急ぐ動きとなれば、相場全体としては下げ渋るのだろう。
 日経平均は23,500円の攻防となりそうだ。指数に影響の大きな銘柄の買戻し次第ということなのだろうが、当面は23,500円の攻防とみられる。ただ、23,500円を超えれば売りという雰囲気でもあり、23,500円を割り込むと一気に23,000円を試すような場面も出てくるかもしれない。いずれにしても上値の重い展開が続くのだろう。
☆ 本日の注目点 ☆
対外・対内証券売買契約(週間、財務省、8:50)
6カ月物国庫短期証券の入札(財務省、10:20)
生活意識に関するアンケート調査(日銀、13:30)
9月の全国百貨店売上高(日本百貨店協会、14:30)
10月の金融システムリポート(日銀、15:00)
1~9月期決算=中外薬
4~9月期決算=ディスコ
米地区連銀経済報告(ベージュブック、3:00)
トルコ中銀が政策金利を発表
米新規失業保険申請件数(週間、21:30)
9月の米中古住宅販売件数(23:00)
9月の米景気先行指標総合指数(23:00)
米大統領候補の討論会
7~9月期決算=ダウ、AT&T、コカ・コーラ、インテル
☆ 銘柄ニュース ☆
下値を試す動きに
リコー(7752) 680 △ 18 、 NEC(6701) 5,640 ▼ 130
 2021年4月から宮城県の複合機工場で5Gを活用した製造ラインを稼働させると新聞で報じられた。高速・大容量ながら遅延の少ない通信を確保する。
三菱重(7011) 2,225 △ 33
 人口知能(AI)で金属を加工する技術を2021年度にも実用化すると新聞で報じられた。異常を9割以上減らせ、航空機や自動車に使う複雑な形状の部品を効率的に生産できるようにする。
名 鉄(9048) 2,775 △ 21
 車の自動運転に必要な3次元地図データを作成する事業を始めたと新聞で報じられた。ベンチャー企業が開発した計測機器をグループ会社のタクシー2台に取り付け、道路情報を記録する。
日産自(7201) 386 △ 18
 新型の多目的スポーツ車(SUV)を2021年初めにインドで発売すると発表した。最小クラスのSUVで、インドを皮切りに他地域でも販売していく。
エイチワン(5989) 589 △ 11
 大分県に工場を新設すると発表した。同県内の工場の溶接ラインを新工場へ順次移管する。
ヤマトHD(9064) 2,782 ▼ 39
 引っ越し大手と引っ越し事業で協業を検討すると発表した。作業員や車両などを相互に活用し、受注を拡大する。
☆ 本日の銘柄 ☆
本日の投資戦略
引き続き決算発表を控えて方向感に乏しい展開となりそうだ。上値の重さを嫌気して買われすぎ銘柄を中心に手仕舞い売りに押されるということになるのだろうが、決算発表を見てからということなので、引き続き「閑散小動き」ということなのだろう。
米国企業の決算も総じてみると二極化しているなかでもさらに二極化してきて、好調な業績といわれる企業も絞られてきている。日本でも同様に好調な決算を維持できているのはほんの一部であり、総じて芳しくない決算であることは否めないだろう。決算を機に手仕舞い売りに押されるものも多くなると思う。
鹿島建設(1812)などを筆頭に大成建設(1801)、大林組(1802)など建設株が総じて軟調となっている。安値を試すような動きになっており、そろそろ下げ渋りとなるところだと思う。明治HD(2269)なども下値模索となっており、反発が期待される。
明治HD(2269)は移動平均線や基準線からの乖離も大きく、RSIは下値余地もあるものの、ストキャスティックスは底値圏にあり、そろそろ下げ渋りとなるところだ。
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