☆ 株式相場展望 -週報- ☆ 2022/9/11(日)
☆ 今週の相場見通し
☆ 米国市場
先週の米国市場も引き続き金融緩和の終了を嫌気する売りに押されていったん下値を試す展開となった。FRB(連邦準備制度理事会)高官の「タカ派」的な発言も相次いだがある程度織り込まれたという判断で底堅さが見られると買い戻しを急ぐ動きもあって大幅反発となった。特に何も変わっていないが値ごろ感からの買いが見られたことや特に景気悪化を示す指標もなく、買い戻しもあったということだろう。
今週も売り一巡感からの買いも期待されるが、特に買い材料があるということでもなく、週末にクワドルプルウィッチングを控えていることでの持高調整の動きが中心となるものと思われる。これまで売られていたものが買われ、買われていたものが売られるということも考えられるが、上げ下げの振れ幅が大きくなる可能性もある。いずれにしても目先の需給に振らされて右往左往する場面もあるのではないかと思う。上がれば売り場を考え、下がれば買い場を考えるということでいいのだと思う。
今週は火曜日に消費者物価指数(CPI)が発表され、水曜日未明に財政収支が発表される。水曜日夜には卸売物価指数(PPI)が発表になり、木曜日は小売売上高やニューヨーク連銀製造業景況指数、フィラデルフィア連銀製造業景況指数、鉱工業生産・設備稼働率、企業在庫などが発表される。週末金曜日は消費者態度指数が発表になる。
☆ 日本市場
先週の日本市場は米国市場が休場となるなかで売り先行で始まり、下値を試す展開となった。それでもいったん下げ渋りとなった後は先物・オプションSQ(特別清算指数)算出に絡む買い戻しなども見られ一気に切り返し、再度28,000円を越える展開となった。特に買い上がる材料が見られたわけではないが、米国株の反騰などに反応して買い戻しを急ぐ動きもあったものと思われる。
今週の日本市場も週末の米国株高を受けて買い先行となりそうだ。ただ、空売りが積み上がったということでもなく、今度は月末の配当取りの動きや日経平均の銘柄入れ替えの動きに反応して右往左往することになりそうだ。売り買いの決定的な材料があるということでもなく、目先の需給に反応して動いた方向に大きく動くことになるのだろう。
今週は米国のCPIやPPIの動きに反応することになりそうだし、米クワドルプルウィッチングの持高調整の影響も受けそうだ。そして円安一服となることで今回の決算で円安効果を示した銘柄などは売られることもあるかもしれない。いずれにしても上値の重さを嫌気しては売り直されることになると思う。世界的な金余りの終焉であり、インフレ懸念が根強いなかではまだ買い上がるというわけにはいかないと思う。
今週は火曜日に企業物価指数や法人企業景気予測調査が発表になり、水曜日は機械受注や鉱工業生産指数確報値が発表される。木曜日は第3次産業活動指数が発表される。金曜日は中国の経済指標の発表がある。
☆ 一目均衡表 テクニカル分析
・NYダウ
雲を下回ったものの底堅さから買い直され今度は75日移動平均線を上回り、雲を上回って来た。まずは雲のサポートを確認して25日移動平均線や基準線まで戻すかどうかということだろう。
予想レンジ 31,500ドル~32,800ドル
・ナスダック指数
雲の下限水準で下げ渋り戻りをためす展開となった。75日移動平均線を抜け、雲を抜けたが、遅行スパンがローソク足を抜けておらず、25日移動平均線や基準線までの戻りがいっぱいなのだと思う。
予想レンジ 11,800pt~12,300pt
・日経平均
75日移動平均線や雲にサポートされて再度上値を試したものの、25日移動平均線や基準線に上値を押さえられた。ここを抜けるかどうかということだが、抜けたとしても遅行スパンがローソク足を上回り続けて高値を抜けないと、再度調整となるのだろう。
予想レンジ 27,500円~28,500円
・TOPIX
75日移動平均線を割り込んでもすぐに切り返し上値を試す動きになった。25日移動平均線や基準線を抜けてはいるが、上値の重さが確認されればまた下値を試すことになるのだろう。
予想レンジ 1,900円~1,980円
・ドル円
急騰となったが、さすがに過熱感からの調整となっている。高値圏での保ち合いとなりそうだ。
予想レンジ 139.0円~145.0円
・米国10年国債利回り
さすがに上値も重くなっており、このまま高値圏での保ち合いが続きそうだ。振れ幅は大きくなるかもしれないが方向感は見られないと思う。
予想レンジ 3.18%~3.40%
・今週の相場見通し