前回お話ししましたが、
受験英語を出題するのは大学教授です。
みなさん、大学教授ってどういう人たちかご存知ですか?
いわゆる学者ですが、学者を目指す人は以下の道を辿ります。
大学の学部を4年間、大学院の博士前後期過程の6年間、
非常勤講師歴を3〜20年、助教准教授を3〜10年、
そして大学教授という終身雇用の地位を獲得します。
この間、ずーっとずーっとずーっとずーっと、
専門的な論文を読破し、自分でも書き、
論理性と視野の広さを特定の分野でのみ鍛え上げるのです。
このような人たちが、大学入学試験を作ります。
論理や知性、知識を極めることを生業としている人たちが、出題者なのです。
一方で、大学へ入学を希望する人はどういう人たちでしょうか。
「知識を吸収したい」「視野を広げたい」
「学問に没入したい」
こうした欲求があれば、大学教授という出題者らとも気があうかもしれません。
しかし大学入学や受験にあたり、
「サークルを楽しみたい」「バイトで充実したい」
「その他様々に楽しむ膨大な時間が欲しい」
という欲求が大部分を占めているとどうでしょうか。
大学教授らの考え方、人生観、感性とは合わないかもしれませんね。
芸術系やいわゆる一般的な学問以外の大学でない限り、
入学後も教授らと交流を深めることは少なくなるかもしれません。
まとめますと、
受験英語をある程度こなしたり楽しめない、
楽しもうとしてもどうしても楽しめない。
そういう方は、大学の授業を楽しめるタイプの方ではない、ということです。
私が思うに、大卒が就職の前提みたいにしている
世の流れが、人間の気持ちと逆行していることが問題です。
大学に行かなくても、英語は楽しめます。
大学以外で英語を使うほうが、多いくらいです。
でも、受験英語の捉え方には注意が必要ですね。