・可能性の中で生きる
・いまの自分を受け入れる
哲人
「そのあと、彼女はどうなったか?
最終的に彼のほうから付き合ってほしいと
告白されたそうです。
もちろん、
彼女が再びこの書斎に
やってくることはありませんでした。
赤面症がそのあとどうなったか、
わたしは知りません。
ですが、おそらくもう必要と
しなくなったでしょう。」
青年
「あくまでも、必要としなくなった、のですね。
哲人
「ええ。
さて、彼女の話を踏まえつつ、
あなたの問題を考えましょう。
もうおわかりでしょう。
なぜあなたが自分が嫌いなのか?
それはあなたが
他者から嫌われ、対人関係のなかで
傷つくことを過剰に怖れている
からなのです。」
青年
「どういうことです?」
哲人
「誰かから小馬鹿にされ、
拒絶され、心に深い傷を負うことを
怖れている。
そんな事態に巻き込まれるくらいなら、
最初から誰とも関わりを持たないほうが
ましだと思っている。
つまり、
『あなたの目的は、
他者との関係のなかで傷つかないこと』
なのです。
わたしにはこういう短所があるから
拒絶されるのだ、これさえなければ
わたしも愛されるのだ、と。
青年
「はは、見事に喝破されましたね。」
哲人
「はぐらかしてはいけません。」
青年
「このサディストめ!
あなたは悪魔のような御方だ!
そうです、たしかにそうですよ!
わたしは怖い。
対人関係のなかで傷つきたくない。
自分という存在を拒絶されるのが
怖ろしくてならないんですよ!
認めようじゃありませんか!」
哲人
「認めることは立派な態度です。
でも、忘れないでください。
対人関係のなかで傷つかないなど、
基本的にありえません。
対人関係に踏み出せば大なり小なり
傷つくものだし、あなたも誰かを傷つけている。
アドラーはいいます。
『悩みを消し去るには、
宇宙のなかでただひとりで
生きるしかない』なのだと。
しかし、そんなことはできないのです。」
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対人関係のなかで
傷つかないことなど、できない。
それなのに、
多くの人は、傷つかないことを望んでいる。
それなら、
傷ついたときにどうしたら
すぐ立ち直れるかを考える方が
有益である。
あなたは、
いつまでも悩んでるタイプの人ですか?
続
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