100万円もらったら、何に使います?経営者はどこにお金を使うべきか?

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ビジネス・マーケティング
経営者の皆様、おはようございます!
 もし、100万円、突然手に入ったら何に使います?時計を買いますか?バッグを買いますか?高級旅館で数泊するのも良いですね!
 私がおすすめしたいのは、自己投資です。語学でも技術でも経営の勉強でも、経営者向けのセミナーでも、海外視察でも(今は無理ですが)。人に対してお金と時間をもっともっと日本人は使うべきだと思います。
 昨晩のエグゼクティブコーチングは29歳の若い経営者さん。独立前に働いていた会社では、社員研修やトレーニングを受けていなかったので、最近まで社員教育の重要性に気が付かなかった、という事です。
 セールスマンにOJTなどを行っても、呑み込みが悪く、なんでできないのか?と悩んでいたが、やり方ばかりを教えていたため、なぜそのようにしなければらないか腹落ちができていなく、社員がなかなか実行に移せていない事がわかったとのこと。

 今は社員教育に気付き、外部講師などを呼び、トレーニングをしているという事です。
 私は日本、アメリカ、欧州の会社で働いた経験があります。アメリカと欧州の企業は、日本の企業の何倍も研修やトレーニングといった人材開発にお金をかけていることを実感しました。
 欧州の会社では、入社後すぐに本国に1週間のトレーニングを、2回も送り込まれます。そこで会社の理念、リーダーシップ、コーチングなどを叩き込まれます。それだけでうん百万の費用が掛かっているはず。
 厚生労働省の資料を見ても、日本は突出して能力開発にかける費用が少なく、更には年々下がっています。日本とアメリカは20倍です。毎年の積み重ねがどれだけ会社の結果につながっていくかは想像できますよね。
 いま私は部下に対し、一週間のうち、10%の時間を勉強に充てるようにお願いしています。40x0.1=4時間。最低1週間のうち、一日の午前中の9:00-12:00は時間をブロックし、オンラインで送っているトレーニングをするよう指示しています。

 最近はLinked inなどで、単科でオンライントレーニングを取ることもできますよね。リーダーシップや、ダイバーシティー、インクルーシブな組織づくりなどをはじめ、様々なトレーニングをオンラインで取る事が出来るようになりました。

 中国にある外資の会社では、能力開発をしてくれない会社はすぐに辞められてしまいます。中国人の社員は、自分の能力を上げるために仕事をしに来るからです。中国に進出する際にはその点注意しなければなりません。

 人間の本能として、ひとは成長を望んでいます。会社は能力開発に力を注ぐことにより、能力も上がり、モチベーションも上がり、離職率も下がるという効果が見込まれます。
 自分への自己投資、社員への自己投資はもっとも優先すべき投資先だと考えます。ひとモノかねの中で、一番大切なのは”ひと”ですよね。「企業は人なり」と、松下幸之助さんは言っておりました。また、「松下電器は人を作っています。ついでに電化製品も作っています。」とおっしゃっていたそうです。

 皆さんの会社では、能力開発にどれだけの時間と、どれだけのお金を社員に使うと決めていますか?どれだけご自身に投資されていますか?
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