[新人研修]Ex-08.お金の話 給料で稼ぐということ

[新人研修]Ex-08.お金の話 給料で稼ぐということ

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ビジネス・マーケティング
 稼ぐということがどういうことかを考えていきましょう。あなたは今リンゴを持っているとします。そしてAさんがそのリンゴを欲しいと言っています。あなたは今満腹でそのリンゴが無くても困りません。あなたはAさんにリンゴを売り、100円を受け取りました。自分が持っている価値のあるモノやコトを、それを欲する人に提供し、それに対して通貨での対価を得ました。これが稼ぐということの基本です。

 では会社や組織から給料をもらうということはどういうことでしょう?労働者は自分の知識や技術、あるいは時間、もっと言えば信用を価値のあるコトとして会社に提供します。労働者と会社はそれに対して一定の報酬を条件に定め、契約関係にあります。こうして労働者は会社からの給料という形で所得を得ます。一方で会社は複数の労働者から提供された価値を集めることで、一人では創出できないような高い価値のあるモノ・コトを作り、それを顧客に提供し、売り上げを立てます。そしてそこから生まれた利益で必要な原料や商品を仕入れ、また設備投資をし、そして従業員に給料やボーナスを支払います。

 つまり労働者が給料を得るためには、会社が売り上げを立てるために必要なコトを提供し、結果=売り上げに貢献し、このサイクルの中で給料の財源を作り出す必要があります。それができなくなればいつか給料を得られなくなってしまいます。

 従業員が会社の利益に貢献できなければ職を失います。また従業員の能力を会社が使いこなせずに組織として結果を出せなければ会社そのものが無くなることもあります。会社や組織に勤める社会人は、所属組織が欲する価値を提供し続けなければなりません。そのためには会社や組織が求めるものを理解し、そのために自分の力で貢献しなければなりません。

 新社会人の皆さんにとって、いきなりそれを求められてもちょっと難しく感じると思います。でも今はそれでいいのです。まずは貢献できるようになるまで、仕事の仕方=稼ぎ方を覚えてください。会社はそのために必要な資金と時間を皆さんに投資します。3年かけて稼ぐ方法を基本からしっかりと覚えていきましょう。会社への貢献はそれからでも大丈夫です。でも給料をもらうだけではなく、教育への投資をしてもらっている。このことはしっかり肝に銘じておきましょう。

 ここで『22.それを言っちゃあおしめえよ 3選』で「給料をくれたらやります」と言ってはいけないという話をしたことを思い出した人もいるでしょう。そうなんです。自分の価値を提供する前に期待値でお金を頂くことはできません。先に価値を提供する。そして給料を上げてもらう。この順番は外してはいけません。

 最後に、アメリカの作家で哲学者でもあったエルバート・ハバードは『報酬以上の仕事をしない者は仕事並みの報酬しか得られない。』という言葉を残しています。そうならないように自分の価値を上げることに集中しましょう。給料はその後から付いてきます。

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