もう、デザインだけしていても選ばれない。

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AI時代にデザイナーが身につけるべき3つの力


AIの急速な進化や、ノーコードツールの普及によって、今では専門的な知識がなくてもWebサイトを作れるようになりました。

整ったレイアウトを作る。
それらしい配色を選ぶ。
きれいな写真を配置する。

見た目を整えるだけなら、以前よりも簡単にできる時代です。

だからこそ、デザインだけをしているデザイナーには、少しずつ限界がきています。

スクール課題を並べるだけでは、選ばれない


Webデザインスクールでは、バナー、LP、コーポレートサイトなどの制作方法を学びます。

もちろん、基本を身につけるために課題へ取り組むことは大切です。

しかし、スクール課題をそのまま並べただけのポートフォリオは、採用担当者や発注者がすでに何度も見ています。

同じような題材。
似た構成。
流行の配色やフォント。
どこかで見たようなデザイン。

作った本人にとっては大切な作品でも、見る側にとっては「また同じようなスクール作品」に見えてしまうことがあります。

少し厳しい言い方をすれば、スクール課題をきれいに仕上げることだけを目標にしたポートフォリオは、すでに時代遅れになりつつあります。

AIやテンプレートでも、一定の完成度を持つデザインを作れるようになったからです。

これから必要なのは、「Webサイトを作れます」と伝えるポートフォリオではありません。

なぜ、このデザインにしたのか。
クライアントのどのような課題を解決できるのか。

そこまで見せられるポートフォリオです。

クライアントは、デザインが欲しいわけではない


クライアントが求めているのは、Webサイトそのものではありません。

問い合わせを増やしたい。
商品やサービスを知ってほしい。
競合との違いを伝えたい。
企業のブランド価値を高めたい。
採用につなげたい。

Webサイトは、それらを実現するための手段です。

それにもかかわらず、依頼されたページをきれいに作ることだけに集中してしまうと、クライアントが本当に必要としていることを見落としてしまいます。

これから選ばれるデザイナーになれるかどうかは、クライアントの本当の目的を理解し、それを形にできるかにかかっています。

わたくしは、そのために必要なものは、次の3つだと考えています。

1.クライアントの本質的な価値を表現できるか


最初に必要なのは、クライアントの本質的な価値を見つけることです。

その企業は、なぜ存在しているのか。
商品やサービスには、どのような強みがあるのか。
競合ではなく、その企業が選ばれる理由は何か。
顧客に、どのような価値を提供できるのか。

いわゆるUSPを整理し、わかりやすく伝える必要があります。

ただし、クライアント自身が、自社の強みを明確に言語化できているとは限りません。

「品質には自信があります」
「丁寧な対応を大切にしています」
「高級感のあるデザインにしたいです」

この言葉をそのままWebサイトに掲載しても、競合との違いは伝わりません。

なぜ品質が高いのか。
丁寧な対応とは、具体的に何をしているのか。
なぜ高級感が必要なのか。
その高級感は、誰に何を感じてもらうためのものなのか。

デザイナーが話を聞き、言葉の奥にある本質を掘り下げる必要があります。

そこで見つけた価値を、コピー、写真、色、書体、余白、レイアウトなどを使って、ひと目で伝わる形に変える。

これが、単に見た目を整えることとは違う、デザイナーの仕事です。

2.集客の仕組みまで考えられるか


どれほど美しいWebサイトを作っても、見てもらえなければ成果にはつながりません。

Webサイトを作る前に、

どこから見込み客を集めるのか
誰を、どのページへ誘導するのか
最初に何を伝えるのか
どのような順番なら納得してもらえるのか
最後にどの行動をしてほしいのか

を考える必要があります。

検索から来るのか。
SNSから来るのか。
広告からLPへ誘導するのか。
記事を読んでもらい、サービスページへつなげるのか。

入口が違えば、必要な情報やデザインも変わります。

デザイナーが、広告運用やSEOのすべてを担当する必要はありません。

しかし、Webサイトが集客の中でどのような役割を担うのかを理解していなければ、成果につながる設計はできません。

「きれいなWebサイトを作りました」で終わるのではなく、どうやって見込み客を集め、どのように問い合わせまで導くのかを考えられることが重要です。

3.独自の世界観をつくれるか


AIやテンプレートを使えば、整ったデザインは短時間で作れます。

しかし、便利な型を使うほど、どこかで見たような表現にもなりやすくなります。

独自の世界観とは、派手な装飾を加えたり、奇抜なデザインにしたりすることではありません。

企業の理念。
商品やサービスの特徴。
顧客に与えたい印象。
写真の空気感。
色や書体。
言葉遣い。
余白やレイアウト。

これらを一つの考え方でつなぎ、一貫して表現することです。

Webサイトだけが格好よくても、SNSの投稿や広告、営業資料がバラバラでは、ブランドの印象は定着しません。

最初にブランドの核となるキービジュアルやデザイン方針を定め、Webサイト、SNS、広告などへ展開していく。

どこで見ても、その企業だとわかる。

競合と並んだときにも、明確な違いを感じられる。

この状態をつくることが、独自の世界観を醸成するということです。

AIに仕事を奪われるのではなく、役割が変わっている


AIによって、デザイナーの仕事がすべてなくなるとは思いません。

ただし、「Webサイトを作れます」だけの仕事は、今後さらに価値を伝えにくくなるでしょう。

AIは、指示された内容をもとに、短時間でたくさんの案を作れます。

一方で、

「そもそも、何を伝えるべきなのか」
「クライアントの本当の強みは何か」
「競合と、どこで差別化するのか」
「誰を、どのような流れで行動へ導くのか」

という問いを立て、判断するためには、クライアントとの対話が必要です。

これからデザイナーに求められるのは、手を動かすことだけではありません。

聞くこと。
整理すること。
本質を見つけること。
戦略を考えること。
根拠を持って提案すること。

AIを使って制作を効率化しながら、人にしかできない部分の価値を高めていく必要があります。

デザインの前に、考えることがある


これから選ばれるのは、きれいなデザインができる人だけではありません。

クライアントの本質的な価値を見つける。
集客につながる仕組みを考える。
独自の世界観として表現する。

この3つを、一つの流れとして考えられるデザイナーです。

スクールで学んだ技術は、決して無駄ではありません。

しかし、それはスタート地点です。

ツールの使い方や制作技術を身につけた次は、その力を使って、誰のどのような問題を解決するのかを考えなければなりません。

わたくしがメンティーさんに伝えているのも、単なるWebサイトの作り方ではありません。

クライアントの話から本質的な課題を見つけ、集客までの流れを考え、競合と差別化できるデザインとして表現する方法です。

「デザインは学んだけれど、案件獲得につながらない」
「スクール課題の次に、何をすればいいかわからない」
「作業者ではなく、提案できるデザイナーになりたい」

そのような方は、一度無料相談でお話を聞かせてください。

現在地と目指すゴールを整理し、案件獲得に向けて、次に何を学び、どのようなポートフォリオを作るべきかをお伝えします。
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