さて、最後に少し難しいお話をします。評価とは何をやったかに注目しがちですが、何をやっていないかに注目することも大切です。
大きく二つあります。
A.やるべきことをやらなかった
自分の仕事をやらなかった。他人の仕事でも誰かがカバーすれば良いものを、自分の仕事ではないからとやらなかった。放っておけばミスや事故に繋がることを見て見ぬふりをした。こちらは簡単だと思います。
一方で難しいのが
B.やるべきでなかったことをやらなかった
上司の指示であっても法令やコンプライアンスに違反するものやミスや事故に繋がるものを敢えてやらなかった。その結果、会社に損害が出ることを回避できた場合などです。これは「何も起こらなかった」ために見落とされがちです。本人からのアピールがあればまだ良いのですが、そうばかりとは限りません。アピールが無くても本人は「私のお陰で・・・」と思っていることが多いです。
これを見逃してしまうと「あ、この人は仕事を理解していないな」などと思われてしまいます。反対に見抜いて承認してあげるとあなたの評価は爆上げになります。
とはいえ、私達は「何もなかったことを認識する」ことは苦手です。難しいことを言っています。現実的に、そんなことができる人はごく少数です。だからこそ、無かったことを察知する能力は他者との区別化につながります。
例えば、いつもピンチを抜群の機転で切り抜ける人はすごいと思います。でもいつもピンチを招いているという点では二流です。
そもそも一流はピンチを未然に防いでしまいます。これは簡単なことではありません。だからそれができる人は一流なのです。難しくても、早いうちからこの意識を持って自分の仕事も他人の仕事も観察することで、将来のキャリアに大きな差が生まれます。仮に私たち自身が二流止まりであったとしても、誰かの一流のセンスを見抜くことができ、その人をあなたが抜擢したとすれば、それはあなたのスコアになります。すぐにできるようになれとは言いませんので、意識して取り組んでいきましょう。
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