持続するモチベーション

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やらなきゃいけないのにやる気が出ない。
始めてはみたけど三日坊主。
続けてきたけど結果が現れず、ある時、心が折れてやめてしまう。

モチベーションの維持に悩んだことがない人はいないでしょう。

給料のため、昇進のため、上司に認められるため、叱られないため・・・
会社員の中には、こういうモチベーションで働いている方も多いのではないでしょうか?仕事は辛いもので、それを頑張る対価として給料、昇進があり、辛いことに耐えるから認められ、耐えられなければ叱られる。そんなイメージにとらわれていないでしょうか?

私自身がそうでした。昇進や昇給にはあまり関心はなかったですが、叱られたくはないし認められたいと思っていました。でもどれだけ耐えても、定年までは終わりは来ないし、年功序列の世界では年を重ねるとともに責任がより大きくなってきますから、耐えるという考えではいずれは潰れてしまうのです。

外から与えられる給料や地位、他人の評価や他人との比較、こういう外発的動機づけをモチベーションとしていると長続きしないのです。給料や地位はたとえ手に入れたとしても、今度は失う恐怖に耐えなければなりません。他人の評価や比較をあてにしていると、上には上がいるわけですから、すべての面で世界で一番の人間にならない限り終わりません。

だからこそ、自分からやりたいと思ってやる、内発的動機づけこそがモチベーション持続のポイントなのです。

たとえ結果が出なくても、それをやるプロセスそのものが楽しい。
それをやることで、自分が成長し続けられる。

そういうモチベーションで動いている人は強いんです。

プロセスを楽しむことができるものを見つけること。
これは自分の意志でいろんなことをやってみる、というのが重要なんだと思います。何が楽しいかは人それぞれですし、他人から言われてやるのではもう外発的動機づけです。

成長し続けていることを実感するには、他人とではなく、過去の自分と比較することです。このときも結果だけではなく、むしろプロセスに目を向けましょう。結果はすぐには出ませんし、いつ出るかもわかりませんから、どこかで折れてしまう恐れがあります。今まで○○時間も勉強してきた、筋トレを初めて今まで累計○○回も腹筋をしてきた、など、だんだん積み重なっていくところに目を向けると楽しくなってくるのではないでしょうか。

やる気は他人から出せと言われて出るものではありません。日本社会はこれまで気合と根性が尊重されてきた時代がありますから、そこからの意識転換を図らなければならないのかなと思います。

とはいえ、他人や社会が変わるのを待っていても、何も変わりません。まずは個人レベルで、モチベーション持続の方法について、考えてみてはいかがでしょうか?
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