復縁することのデメリットについて

記事
コラム
こんばんは。
恋愛心理アドバイザー白浜ゆうりです。

今日は復縁志願者が忘れがちだけれども、とても大切な話をしたいと思います。

復縁に対するデメリットについて記事の中で触れますが、私は決して復縁反対派ではないことを先にお伝えしておきます。

復縁志願者を応援し、日々サポートする立場でいながら、今回復縁に対するデメリットを執筆する理由は、

・復縁志願者が復縁した後に「思っていた復縁とは違った・・・」とがっかりしないため

・復縁志願者の貴重な時間を無駄にしないため

・復縁活動には大きな苦痛がつきものなので、デメリットを知って迷うようであれば、復縁を諦めることを勧めたいため

です。

また、復縁活動が辛くて「もう復縁を諦めたい」と考えている方が、

「復縁にこんなにデメリットがあるなら、新しい恋愛の方が良いな。よし、次に行こ」

と前に進めるようにするための記事でもあります。

なので、復縁を諦めたい方にも読んでもらえたらと思います。

1.復縁志願者の誤った思い込みについて


「失恋後、自信を失わないためのマインド」の記事でも書きましたが、復縁志願者の方は相手に拒絶されているように感じ、一時的にかなり自信を失っていることが多いです。

そのため、「また相手に認めてもらえたら、傷が修復できる=復縁さえできれば、今より幸せになれる」と安易に思いやすい心理状態になっています。

しかし、「復縁=幸せになれる」ではありません。

復縁して幸せになれるかどうかは、これからの二人の関係性にかかっているのですから、とても不確かなのです。

たくさんの方の復縁を成功させてきましたが、

・長期間、喧嘩と仲直りが繰り返された後に別れに至ったカップル


・片方の不安が大きくてもう片方が負担を感じて別れを選んだカップル

は、大抵復縁後も上手くいきません。

これらのカップルは、また別れに至りやすい特徴をもっているからです。

2. 喧嘩が繰り返されたカップルがまた別れてしまう理由


喧嘩が繰り返された後に別れたカップルは復縁後もお互いに不満が芽生えやすく、関係性を円滑に維持することが難しいです。

喧嘩が繰り返されるというのは、

「相手を自分の思い通りにしたい」

と、どちらか片方でも思っている状態で、譲歩しにくい関係性に既になっているからです。

どちらか、もしくは片方が相手が踏み込んでほしくない境界線を越えて意見をしてしまう癖があるということです。

意見をされる側としては

「自分の領域を守らねば」

と頑なになりやすく、どちらも譲歩が難しい間柄になっているのです。

この喧嘩が起きやすい関係性は短期間の冷却期間をとったくらいでは改善することが難しいです。

最低でも年単位は空けないと、喧嘩は繰り返されます。

しかし、この関係性は復縁自体は簡単にできてしまうという特徴があります。

だからこそ、別れと復縁をずっと繰り返してしまうのです。

3. 片方の不安が大きくて別れに至ったカップルが復縁後も別れてしまう理由


交際中の不安が大きくて、相手に負担をかけて別れに至った人は復縁しても同じ問題でまた不安になり、相手に負担をかけてしまいます。

そもそも恋愛で不安になるというのは、

・望む連絡頻度、会う頻度、愛情表現方法が合っていない
(相性が合っていない)

もしくは

・あなたが相手を必要とするより、相手はあなたを欲していない
(相手があなたの価値を下にみている)

かのどちらかになることが多いです。

これらの問題が改善しない限り、あなたは復縁してもまた不安になってしまうのです。

復縁できたとしても

「辛い・・・せっかく復縁できたのに満たされない」

「こんなはずではなかったのに・・・」

という状況に陥ってしまいます。


彼がいなくなる寂しさと、彼と交際しながら感じる不安、あなたならどちらの方が耐えられるでしょうか?

復縁志願者の方は

「彼(彼女)がいた上で不安な方がまだ耐えられる」

と思う人が多いと思います。

しかし、未来で幸せになれる可能性が大きいのは「彼がいなくなる寂しさを耐える方(復縁を選ばない方)」です。

これは心理学の研究からも既に証明されていることです。

彼(彼女)がいなくなる寂しさは、あなたを寂しくさせない人との出会いで簡単に解消されますが、彼(彼女)と交際しながら感じる不安は

・相手の行動を改善させるか(相手の方があなたを強く必要だと思う状態にするか)
・あなたが不安を感じなくなるか

でしか解消されないからです。

つまり、どちらかが劇的に変わる必要があるということです。

「相手の方があなたを強く必要だと思う状態にする=一度できた上下関係を変える」ということになります。

既にできあがって定着した関係性を180度にひっくり返すようなもので、かなり難しい事は皆さんにも予想できると思います。


復縁はそもそも相手が変わることを期待した上では上手くいきません。
人は他人からの指図でそう簡単に変われないからです。

つまり、復縁したら「あなたが不安を感じなくなること」でしか、幸せになれない可能性が高いのです。

あなたは不安を感じなくなるほど、タフになれるでしょうか?

不安を感じて別れに至ってしまった場合は、あなたが改善することでしか上手くいかないことを覚悟しておく必要があると思います。

4.それでも復縁を諦めたくない理由とは


復縁後、結婚できる可能性は10%以下ということが、過去の研究から証明されています。

復縁しても、また別れが訪れてしまうことがそれだけ多いということです。

しかし、それでも復縁を諦めたくないという人もいると思います。

星の数ほどいる異性との新しい可能性を捨ててでも、過去の相手に執着する理由がきっとあるからだと思います。

その理由でよくあるものは、過去に「別れた相手に執着してしまう理由」の記事でも紹介していますが、他にも理由はありますよね。

よく理由としてあるのは<相手との思い出が多すぎるから>

相手とたくさんの場所に出かけて、たくさんの時間を過ごしたカップルほど、相手が自分にとって唯一無二の存在に近づきます。

「あの時楽しかったよね」
「あ、これ、あの時の○○に似てない?」

など、二人だけが分かる共通の話題ができます。

秘密を共有する心理に近く、相手でないと理解されない思い出が増えていくと、相手が自分にとって代わりのきかない大切な存在になるのですね。

「楽しい思い出を無駄にしたくない」
「この共有感を捨てたくない」

という思いから他の異性ではだめだと思い込んでしまうのです。

他の理由として挙げられるのは<自分にとって理想の人だったから>です。

「自分がこれ以上素敵な異性に出会えない」

もしくは

「こんな素敵な異性を捕まえるほどの魅力が自分にない」

と思い込んでいる人は過去の相手にこわだりやすいです。

相手が自分が狙える最高峰だと思ってしまうので、なかなか諦められないのです。

また<自分をとても愛してくれたから>という理由がある人もいると思います。

「自分のことを誰よりもよく理解してくれた」
「こんなに愛してくれる異性にはもう出会えないだろう」

と愛されていて幸せだった過去にこだわってしまうんですね。

自分に自信がない人ほど、自信を与えて気持ちを満たしてくれた人をそう簡単に手放せません。


5. 復縁を迷っている人に伝えたいこと


復縁をそもそも迷っていたり、復縁活動が辛くて諦めたい気持ちでこの記事を読んでいる方もいると思います。

私としては「迷うくらいなら復縁はしない方が良いよ」と伝えたいと思います。

復縁はマイナスからのスタートなので、新しい異性と0から始めるよりも、労力も時間もかかる上に、また別れてしまう可能性が高いという労力に見合ったリターンが低いからです。

諦められるくらいの気持ちであれば、復縁しない方がよっぽど良いのです。

「相手じゃなきゃだめ」というこだわりがそこまでなければ、新しい人と出会い、またゼロから始められる関係性の方が幸せになれる可能性は高いと思います。

あなたがありのままでもぴったり合う異性が世の中にはいますので、ありのままで変える必要がない異性の方があなたも楽だと思います。

復縁という選択は「復縁をどうしても諦められない」「他の異性ではだめだ」と強い気持ちをもっている人達が、他の選択がないからこそ選ぶ道です。

人は最後に上手くいくと分かっていることなら頑張り続けることができます。

逆に上手くいかないと分かっていることであれば、行動を起こす前から諦めることができます。

復縁活動はその中間の「頑張って叶うかもしれないし、叶わないかもしれない」というゴールが見えづらいものです。

人は頑張っても自分にとって見返りがないかもしれない、と思いながら、頑張り続けることが精神的にとても苦しくなりやすいです。

手応えを感じられないうちは、「諦めた方が良いのか、頑張り続けた方が良いのか」という迷いも大きくなりやすく、気持ちも不安定になります。

暗闇の中を手探りで進むような感覚に近く、復縁活動はそう生半可な気持ちでは続けられないものです。

復縁を迷っているくらいの余裕がある人は、あえてそんな茨の道に進まなくても良いのではないかと思います。

迷うくらいであれば、もっと可能性が広がる選択を私は勧めたいです。

6. どうしても復縁を諦めたくない人へ


「復縁のデメリットはよく分かった、でも私は諦めたくない!」という方もいると思います。

復縁のデメリットも受け入れた上で、そこまでの覚悟がある方であれば、これからの辛い過程もきっと乗り越えられることでしょう。

復縁活動は一人で進めていくと、「自分の行動が合っているのかどうか」「進む方向性が正しいかどうか」で迷いが生じやすいです。

なので、辛い時は気持ちに寄り添ってくれて、嬉しいときは一緒に喜んでくれて、どんな時も支えてくれるコーチ的な存在をつくった方が、気持ちが安定します。

・あなたが辛い時に気持ちを思う存分吐き出せる場所
・それでもあなたの可能性を信じて背中を押してくれる場所

があるだけでも、「一人じゃないんだ」と思えて苦しい復縁活動をなんとか続けることができると思います。


幸いココナラには、恋愛専門カウンセラーがたくさんいます。

あなたが

「この人なら分かってくれそう」
「寄り添ってくれそう」

だと安心して頼れる場所を探して、苦しい復縁までの過程を乗り越えてください。

苦しくても挑戦した人だけが叶えられるものがあると信じて。








サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す