AIに仕事は奪えない、ただ「人の選び方」が変わるだけ

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主体が人である社会において、変わるのは「感覚」だ

AIが人を超えるという予測が現実味を帯びてきた今も、社会の主体は人だ。

誰がルールを作るかという点では議論の余地があるが、少なくとも現在の、そしてしばらく続く未来も、人が中心となる社会であることに変わりはない。

つまり、感性や価値観といった「人間らしさ」はそのまま残り続ける。

ただし、変わっていくのは「人そのもの」だ。

AIを積極的に取り入れて行動する人と、あまり関わらずに日々を過ごす人。すでにその分岐は始まっていて、今後はもっとはっきりとした差となって現れる。

これは最初から大きな差はない。むしろ小さすぎるのだ。とはいえ、1%ずつ違っていたとしても、約70日程度で変わってしまう、これは奇しくも習慣化を1日1時間やっていって75時間程度で慣れてくる75日に近い。こじつけではあるけど。

AIを使う「人」が仕事をつくり、AIを使わない「人」がそれを受け取る

AIを使うことで、仕事の進め方そのものが変わってきている。たとえば、資料をAIが作って、それを人がチェックする。あるいは、商品発注や接客支援など、現場でAIが補助するケースもある。これを明示的に「AIが作った」と伝えることは少なく、ただ仕事として提供されていく。

ここで起きているのは、AIと人の競争ではなく、AIを活用する人と、そうでない人との関係性の変化だ。積極的にAIを取り入れる人が、その仕事の上流や設計に関わり、そこから生まれた仕事を、AIを意識しない人が受け取る。つまり、仕事の流れは「人→AI→AI→人」となっているが、見えるのは常に「人」だけだ。

AIが見えなくなることで、AIを使う人と使わない人のあいだに、見えない差が生まれる。そしてその差が、仕事の受発注の流れに影響を与えていく。

消える仕事とは何か、そして人に残る価値とは

AIに仕事が奪われるのではなく、AIで「できてしまう」仕事が、人の手から自然と離れていく。それは再現性が高く、スピードや合理性が求められ、感覚や個性を必要としない領域だ。こうした仕事は、過去にIT化や自動化が進んだ領域と同じように、確実にAI化が進む。

残るのは「人である必要があること」だ。個性が求められる分野、感性が問われる仕事、不気味の谷を超えられない部分。

たとえば歌声やナレーションの微妙なニュアンス、場の空気を読む判断、あるいは感情を伴ったコミュニケーションなど、AIがまだ「違和感」を生む領域は確実に人の価値が残る。

中間の仕事は、今後さらに減少していくだろう。抽象度の高い設計や上流工程、あるいはフィジカルかつ感性を伴う仕事に人はシフトしていく。そのどちらにも属さない領域は、選択を迫られることになる。

今回は主張として別にAIを使えという煽りをしたいのではない。抽象度が高いだろうが、具体度が高いだろうが、AIはどちらも付与されるし、使われる。その時どう振る舞いたいか。ある種、誰でも意志が問われるということが大事で、どちらも価値は今より上がるのだと思う。

もちろん、中間といっても卸的な仲介やつなぐところの価値が無くなるとも思えない。その価値が認められるなら残る。それだけだ。





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