胸が疼くような、嬉しいような・・子供の頃の思い出
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コラム
小学校低学年の頃のことでした。
深夜に突然玄関のドアを
激しく叩く音がします。
恐る恐る確認すると
家の前に不安そうな顔をした
若い女性が立っていました。
彼女は急な訪問を謝罪し
表のアパートの者ですと
自己紹介しました。
実は、部屋の外に人がいるような
変な物音がして怖くて堪らず
私の家へ助けを求めに
駆け込んで来た、とのことでした。
いつもは夜の仕事で
母親は不在なのですが
その時はたまたま
何かの理由で在宅でした。
今思うと不用心ですが
私達は直ぐに彼女を招き入れました。
三人でこたつに入って
暖まりながら
不安そうで表情の硬い彼女を
安心させようと
母親と私は必死に話題を探して
話したのを覚えています。
不謹慎ですが
その日の事は、子供の私にとって
嬉しいサプライズでした。
何故なら
いつもは独りぼっちの夜なのに
今日の夜は母親とお客様までいる。
何時になく心が浮き立っているのが
分かりました。
夜に大人といる安心感。
守られてる感じがして
何と心強く気持ちの良いものか…
たったこれだけのことですが
これだけの事がいつも叶えられなかったので
特別な出来事として
未だに思い出します。
ひとしきり話して
和やかな雰囲気になった頃
ようやく彼女の頬にも赤味がさし
もう落ち着きましたからと
お礼の言葉を述べて
彼女はアパートに帰っていきました。
大丈夫かと気を揉んでいましたが
次の日もその後も
彼女は姿を見せなかったので
問題なかったようです。
後日彼女は改めてお礼に来ました。
心細い時に良くしてくれてとても安心した。
感謝しているとのことでした。
私は夜に人と居られる楽しさを
味わったのに、また一人に戻って
余計に寂しくなった辛さが残りましたが…
ココナラの電話相談を始めて
夜遅くに電話を下さる
お客様とお話しする時に
ふと、あの時の彼女を思い出します。
今、話さずにはいられないお気持。
様々な想いがあることでしょう。
子供の頃のあの日の様に
貴方に寄り添って
お話しをお聴きします。
もう私は大人です。
その想いを受け止められるようになりました。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。