自己紹介②-デザイン学校でも落ちこぼれる

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デザイン・イラスト
こんにちは。
イマココデザインです。
オフィスのデザインをしています。

自己紹介①では就活で落ちこぼれてインターンを始めるところまでお話しました。

インターン先として行った企業が某有名食品メーカーなんですが
そこで商品開発のまねごとみたいなことをやりました。
内容は詳しくは覚えていませんが、インターン生用に用意されたプログラムで
仕事という感じではなかったかな、という印象です。

私としては内容は何でもよかったんです。とにかくエントリーシートに書く内容が欲しかった。それだけです。浅はかにもほどがあるだろうという感じですが、当時の私は真剣にエントリーシートを差別化するための方法として考えていました。これまで生きてきた20年があまりにも衝動的でなんの戦略もないまま生きてきたもので、必死でした。が、結局この作戦は失敗に終わります。

理由は、あることがわかってしまったからなんです。
あることとは、「働くってつまらない」というものです。インターン時代にやっていた仕事がつまらなかったということではなくて、そこで働いている人をみて「社会人ってつまらなそう」ということに気づいてしまったからなんです。

インターンの担当者だった社員の人達とご飯を食べに行ったときのことです。
おそらく「仕事って楽しいですか?」的な質問を私がしたんだと思います。
そのときの返答が「楽しいとかつまらないとか言っているうちはまだまだだ」
「やりたくないことにどれだけ向き合えるかだ」というようなことを言われた記憶があります。この話を聞いて、私は社会人になるのが怖くなりました。これだけではありません。社員の人たちの日々の言動をみていて、とてもつまらなさそうだというのを感じ取ったのを覚えています。

「そうだ、就職やめよう」

私は京都に行くくらいの軽い気持ちで就職するのを諦めました。
そして、インテリアデザインを勉強するために専門学校に入学することに決めました。(資金は死ぬ程バイトをして貯めました)

インテリアデザインの専門学校は、不安と希望が入り乱れる形で始まりましたが、結果的にはデザイナー人生の具体的な出発点になったという意味ではよかったと思います。

ただ、授業内容については「思っていたのと違う」というようなことが結構多くて苦労しました。デザイン学校だけではない「学校あるある」だと思うんですが、なんで学校ってあんなにも実践と程遠いことばかり学ばせようとするんでしょうね?デザイン学校時代の授業で習ったことで今に活きていることははっきりって2%くらいしかありません。(今のデザイン学校はもっと違うのかもしれないです)

理由は「ノウハウ」「知識詰め込み」に重点を置いているから。「模型の作りり方」とか「コンクリートの種類」とか、もちろん必要ないわけじゃないし、必要なことではあるんだけど、その手前にもっと大事なことがあるんです。
それは、「お客様の課題を解決しているか」「お客様に感動を与えることができるのか」というマーケット視点、そしてデザイナーとしてどうアイデンティティを確立していくのかという「在り方」の視点です。そのためには、前回私が大嫌いだといった「自己分析」は欠かせなくなってくるんですが、自分のつよみをデザイナーとしてどう表現していくかを掘っていく作業こそ、学校でやりたかったなあと感じています。

つまり、手段に過ぎない「模型作り」とか「図面の書き方」とかを、最終目的だと勘違いしてしまう、そういう教育が行われていたということです。模型を作ること自体に喜びを感じるとか、図面書くの大好き!とかであれば問題ないのかもしれないし、私も決して嫌いなわけではないんですが。「なんか違くない?」というモヤモヤを抱えていたように思います。

こんなことばかり考えていたせいで、私のデザイン学校生活もそんなにパッとせずに終わりました。なんだか散々な有様ですね・・・笑

次回は、社会人デビュー!です。







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