造作家具と既製家具のメリット・デメリット

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こんにちは。
イマココデザインです。
オフィスのデザインをしています。

※「造作家具」というのは、家の形状やライフスタイルに合わせていちから作る オンリーワンの家具のことです。


さて、今回は家具を選ぶときに役に立つお話をしていきますね。


私はインテリアのプロとしてお仕事をしているので家具に関しては結構色々知ってはいますが、実際に自宅で使っている家具は割とどこででも手に入れられるような広く流通している家具ばかりです。ニトリとかイケアとか無印とかだいたいそんな感じです、あとはECサイトのアマゾンとか楽天で選んだノーブランド系家具も結構あります。造作の家具もありますが、私がDIYした
手作り感満載の家具なので(笑)、今回の場合には当てはまらないです。


小さい子供がいるというのが一番の理由ではありますが、家具を選ぶときに
汚れてもいい・危なくない(角がとがっていない等)・リーズナブル・でもダサすぎない

というような基準で選んでいるので、結局そんな感じに落ち着きます。

なぜか?
ちゃんと理由があるんです。

既製品の広く流通しているような家具は「失敗が少ない」んです。言いかえれば品質が安定している。小さい子供でも高齢者の方でもだいたい使いやすい。変にガタガタしたり建付けが悪い、みたいなこともまずあり得ないですよね。
そして、メンテナンスがしやすい。
例えば木製のテーブルにお醤油をこぼしても、おしぼりでふけば簡単に汚れが落ちます。これは、テーブルに水をはじくようなコーティングがされているからなんです。日本製のテーブルであれば当たり前のことなんですが、海外製の商品では決して当たり前ではありません。スウェーデンの家具メーカであるイケアは、そのあたりのケアがされていない商品が結構あります。これは、イケアがダメだ!と言っているわけではなくて、日本人の国民性として、テーブルにきちんとコーティングされている家具のほうが喜ばれることが多いからそうなっているというだけのことです。

そして、大量生産しているため価格をリーズナブルに抑えられる。
これも大きなメリットですね。

反対に、既製品であるからこそ、家に置いてみたら微妙な隙間ができてしまうとか、ほかの家具と色があわない等の悩みもでてくるものです。家具だけであれば合わせようはありますが、床やドアの色との調和をトータルで考えると
「なんだかいまいちだ・・・」となることも結構あります。


そこで、出てくるのが造作家具です。造作家具はお住いの家にジャストフィットした家具を置くことができます。寸法も色柄も自分の思い通りのデザインに仕上がります。そこは造作家具の圧倒的なメリットになります。

その分価格は高くなります。製作の手間が既製品とは比べ物にならないのでそこはしょうがないかなと思います。
そして、造作家具で見落としがちなのが「品質」です。ぱっと見はいい感じにデザインされた造作家具でも、実際の生活でつかってみると使い勝手がいまいちだったということが結構あります。私が経験上感じるのが「メンテナンス」です。
キッチン周りを木製の造作で作ったけれど、撥水防カビの加工が不十分で家具が腐ってしまったりということもごく稀に聞く話です。

そうならないために覚えておいてほしいのが「見積りを超読み込む」ということです。必要な性能がちゃんと含まれているか確認するのは本当に大切です。
打合せでは伝えたけど、見積に入っていないというようなことは結構普通にあるのでこれ本当に大切です。

あとは、造作家具業者の実績をきちんと確認することです。例えば、
造作でキッチンを作るときに、テーブルの造作しかしたことがない業者に頼むのは危険です。が、実際にあり得る話です。これも要注意です。


・・・と色々注意点の多い造作家具ではありますが、思い通りの家具が仕上がったときの喜びは既製品では得られないものがあります。


まとめると

【既製家具】
メリット
・品質が安定している
・価格がリーズナブルなものが多い

デメリット
・完全に思い通りにはできない


【造作家具】
メリット
・完全に思い通りの家具で生活できる

デメリット
・価格が高い
・品質が安定していない

こんな感じです。
参考にしてみてくださいね。








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