「特注」のワナ

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ビジネス・マーケティング
こんにちは。
イマココデザインです。
オフィスのデザインをしています。

オフィスデザイン業界では「デザイン料無料」を謳っている企業が多いです。
営業先導型の企業が多いということなんでしょうかね?

デザイン料無料のカルチャーについては言いたいことが山ほどありますが
それは今回は置いときます。

デザイン料が無料といっても、ボランティア団体ではないのでどこかで利益をています。当たり前ですが。ではどこから利益を取っているか。

大体の企業がやっていることが、商品にすこーしずつ利益を乗せていくパターンです。1000円で仕入れた商品を1300円で売ったりとかそういうことです。
これを積み重ねていって利益を確保します。まあ、普通ですね。

ただこれには問題があるんです。インターネットです。ネットで相場価格が大体ばれます。だから、下手なことはできなくなっているんです。
だから、市場に価格相場が出回っていないような家具を取り扱うことが結構多かったりもします。

それともう一つ。企業にとって利益を乗せやすい商品があります。
それが「特注品」です。あとは造作家具なんかも同じですね。相場が存在しないので上乗せし放題だったりします。

企業は入口のハードルを下げるためにデザイン料無料を謳ったりしますが
必ずどこかで利益は取っています。

利益をとって受注につなげるということだけを考えればそれでいいのかもしれません。でも、デザイナーとしてはちょっと悲しいなと思ってしまいます。
お給料は変わらないかもしれません。でも、モチベーションンは下がります。
モチベーションが下がるということは成果物にも影響がでるということです。

私はこの壁を超えることができなくて雇われのデザイナーを脱落してしまいました。そして、私はデザイナーとして終わった、と思っていましたが。

そんなことはなかったですね。全然。
健全な価格設定でお客様と健全なパートナーシップを築くことは全然可能でした。


・・・なんか話がそれましたが(笑)


見積に「特注」とあったら要チェックです。
個人的には価格競争は関わる人すべてのエネルギーの消耗合戦になるだけだと思っているのであいみつもりなどはおススメしていません。

そうではなくて、本当に信頼できる企業なのかどうかということを
「わかりやすいお得さ」だけではない部分で判断してほしいな、と思っています。


では!






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