やりぬく力

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どんな技術であれ技法であれ、時間をかけて練習しつづけなければ上達しない類のものは、「継続すること」が重要になる。だが、ただ継続すればよいというものではない。惰性では現状を維持するだけだから、上達のためのあと一歩が必要になる。

これは占い師やヒーラーについても同じことが言える。ひとつのことが出来るようになったら、その「ひとつ」をもっと正確に素早く行えるようにしていく。意識しないとできないことは、無意識にできるようにし、最終的には片手間でも全力と遜色ないレベルになるように仕上げていく。上達に限界はない。



今回は、途中で飽きずに継続する方法について、GRITというAngela Lee Duckworthが提唱した概念を基盤に考えていく。(本人の動画がTEDにあるので見るのもよい。)



そもそも成功者と失敗者を分けるものは、ひとつしかない。成功するまで続けたか、途中でやめたかである。修正を繰り返し、正しい方向に動くことができるようになれば、誰でも自分の信じられる現実には辿り着くことができる。到達できそうもないような目標を掲げても、自分が信じていないのだから目標にはならない。そこに向かって歩き出そうとしないからだ。


GRITは、次の4つの語の頭文字をとったものである。
Guts, Resilience, Initiative and Tenacity.
日本語で言えば、腹から来るような根性、はねるような柔軟な回復力、自分で主導しようとする自発性、不屈の執念。つまり、成功するために必要(そう)なことに対して向き合おうとし、失敗してもめげずにたどり着く方法を探し、自分自身で掲げた目標に向かって最後までやりぬく力がGRITである。



すでに目標が定まっている方は、一日にまず10回『失敗』することを心がけよう。失敗して、その失敗に気づくことを通して、自分に今何が足りていて、何が足りないのかが浮き彫りになる。目標が定まっている方というのは、「こういう人になりたい」という出会いを得ている場合が多い。

そして、まだ目標が定まらないという方は、理想像を描こう。本当に自分が目指すべきところと言い換えてもいい。何があったほうがいいか、何はないほうがいいのか、それを自分自身で考え、ときには色んな人の異見を聞いて、自分の納得に基づいて修正してみるのだ。見つからなければ、ひょっとすると見つけ方が合ってないのかもしれない。もっといい方法はないか? 理想像を見つけるにあたって、もっと効率がよい方法はないか? 時間のかかり具合はどうだ? 自分の労力だって有限だ、かけるべきところに労力をかけられているか? 向かう先は本当にそこでいいのか? 思い込みはないか?

ではでは。
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