やりぬく力
どんな技術であれ技法であれ、時間をかけて練習しつづけなければ上達しない類のものは、「継続すること」が重要になる。だが、ただ継続すればよいというものではない。惰性では現状を維持するだけだから、上達のためのあと一歩が必要になる。これは占い師やヒーラーについても同じことが言える。ひとつのことが出来るようになったら、その「ひとつ」をもっと正確に素早く行えるようにしていく。意識しないとできないことは、無意識にできるようにし、最終的には片手間でも全力と遜色ないレベルになるように仕上げていく。上達に限界はない。今回は、途中で飽きずに継続する方法について、GRITというAngela Lee Duckworthが提唱した概念を基盤に考えていく。(本人の動画がTEDにあるので見るのもよい。)そもそも成功者と失敗者を分けるものは、ひとつしかない。成功するまで続けたか、途中でやめたかである。修正を繰り返し、正しい方向に動くことができるようになれば、誰でも自分の信じられる現実には辿り着くことができる。到達できそうもないような目標を掲げても、自分が信じていないのだから目標にはならない。そこに向かって歩き出そうとしないからだ。GRITは、次の4つの語の頭文字をとったものである。Guts, Resilience, Initiative and Tenacity.日本語で言えば、腹から来るような根性、はねるような柔軟な回復力、自分で主導しようとする自発性、不屈の執念。つまり、成功するために必要(そう)なことに対して向き合おうとし、失敗してもめげずにたどり着く方法を探し、自分自身で掲げた目標に向かって最後までやり
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