求人サイトからメールが届いた。
「あなたの職歴・希望条件にぴったりの求人をご紹介します」
……おっと。
この流れ、何度目だろう。
どこかで見覚えのある職種、できる内容、安定した待遇。
なんとなく眺めているうちに、「応募くらいしてもいいかも」と指が動きかける。
でもそのとき、心の奥から声がした。
「ちょっと待って。本当にそれやりたいの?」
そうだ。もしこれで受かってしまったら、
また、“やったことがある仕事” を選ぶことになる。
人と関わることで疲弊して、家に帰ってぐったりする自分が目に浮かぶ。
しかも私は、今ここにいる。
「会社じゃなく、家で働きたい」と強く思って、仕事を手放した。
そうまでして得た時間なのに、
また“できること”に逃げようとしていた。
「これ、何回目のトラップよ?」
一度冷静になると、見えてくるものがあった。
わたしは「人のペース」に合わせることが苦手なのだ。
家事も、仕事も、「わたしのタイミング」でやりたい。
今朝、洗濯機の件で夫にモヤモヤしたのも、
「わたしのタイミングを乱された」と感じたからだった。
私は、いつだって「自分のペースで動きたい人」なんだ。
それに気づいたら、胸の中がふっと軽くなった。
「よくぞ踏みとどまった、わたし!」
そんな気持ちでパソコンを閉じた。
たとえ今すぐお金にならなくても、
私は“やりたいこと”にチャレンジしている。
自分を信じているって、こういうことなのかもしれない。