国語講師のひとり言「文章も記述の答えも"最後"が肝心」

記事
コラム
『個別の授業で面と向かっては言いにくい話をコラムにしています。ですのでタイトルも「ひとり言」。日々の指導で気づいたあれこれを綴ります。』
中学受験の国語では、選択肢の問題だけでなく、記述問題もまた小さくないウェイトを占めています。

この記述問題、どうしても書き始めに気を取られがちですが、じつは採点者がもっとも注目するのは"文の最後"です。

なぜかというと、記述は文末によってその答えがはっきり決まるから。

たとえば「~だから。」で終わると理由になりますし、「~と考えた。」で終われば意見になりますよね。

この"文末"があいまいだと、いくら途中の内容が良くても、「結局この子は何を答えたかったのか?」と思われかねません。

そして最後の部分の大事さは、長文読解においても言えること。

物語文でも説明文でも、筆者が本当に伝えたいことは最後の段落に込められていることが多いんですね。

読むときも書くときも、最後の部分に注意を向けるようになった生徒は、ぐっと成績が安定してきます。

最初のインパクトより、最後をどうするか。

文章も記述も「終わりよければすべて良し」なのです。

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す