国語講師のひとり言「模試ではジャンルは明示されない」

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コラム
『個別の授業で面と向かっては言いにくい話をコラムにしています。ですのでタイトルも「ひとり言」。日々の指導で気づいたあれこれを綴ります。』
最終目的が入試の突破ですから、いつもテストを意識した勉強を心がけたいですよね。

まずは制限時間。できれば宿題で解く文章題も、タイムリミットを設定して解くようにしたいところ。

決めた時間内に終わらなくてもかまいませんが、「どこまでできて、どこからできなかったのか」を意識することは大切です。

それからこれは算数の方が顕著ですが、授業や問題集で解くときは「これはつるかめ算の問題です」とジャンルがはっきり示されています。

でもテストでは、計算問題と図形問題と文章題だというのが見てわかる程度。

ニュートン算か、場合の数か、はたまた数列の問題か。

その「何の問題か」ということをあくまで自分で判断して、必要な公式や身につけた解法を記憶の中からたぐり寄せる必要があります。

国語では、文章題の中にまぎれて出題される文法問題や、物語文かと思いきや随筆文だったときなどがこれに当たります。

いくら言葉で説明されてもなかなか実感しにくいことなので、ふだんから定期的に塾のテストや全国模試を受けて実感しておきましょう。

実戦練習を積む機会が少ないまま入試に挑戦することほど、危険なことはないと思います。

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